自然が織りなすスケールの大きい景色は、見るものの心をつかんで離さない。今ツイッター上では、富山県で撮影された「月夜の奇跡」が話題になっている。

【話題のツイート】富山の本気に思わず…


■幻想的な空間

富山

「月夜に重なった富山の奇跡」とコメントを添え、霧がかった街と剱岳を収めた一枚を投稿したのは、富山県の本気を撮り続けているカメラマンのイナガキヤストさん。霧に隠れた街の明かりが幻想的な空間を作り上げている。なんて美しいのだろう…。

剱岳は富山県の上市町と立山町にまたがり、標高2,999mを誇る名峰。険しい稜線と深い谷から、危険度が高い山としても有名だ。


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■ネットでは絶賛の声

イナガキヤストさんの投稿にネットでは、「美しすぎて言葉を失います」「なんて幻想的なんだ」「奇跡ってこういうのか」「めちゃくちゃ良い写真」といった具合に、絶賛の声が続出。

他には、「これ私の生まれ育ったところなんです。久しぶりに帰りたいな」「これはヤバい。初めて地元が凄いと思った」「晴れている日なら実家近辺も見える場所。こんな近所に絶景があるとは40年知らなかった」など、富山出身者からのコメントも多く見られた。

■稲葉山で撮影された一枚

話題となった幻想的な一枚は、どのような経緯で撮影されたのだろう。気になった記者がイナガキさんに話を聞いてみると、「この日の夜は霧が出ていたので、それを高いところから撮影しようと考えました」とのこと。

写真の構図はイメージしていたが場所は決まっていなかったので、数カ所で撮影。投稿されたのは、小矢部市にある稲葉山(標高347m)での一枚である。


■昨年8月にも撮影

取材の最後に、今回の一枚のお気に入りポイントを聞いてみると、「街が霧で幻想的になっているだけでなく、月の光に照らされた剱岳がはっきりと見える点です。正直ここまで条件が揃うタイミングは、ほぼないのでとてもラッキーでした」と説明。

富山

じつは昨年8月にも同じような構図で月に照らされる剱岳と街を撮影。どの季節も富山の景色は美しいなぁ…。

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(取材・文/Sirabee 編集部・小野田裕太

富山で撮影された月夜の奇跡がネットで話題 「美しすぎて言葉を失います」