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 テレビの生中継中にハプニングはつきものだが、このほどアメリカのウエストバージニア州で、スタジオと中継中の女性レポーターが、後方からきた車にはねられるという仰天アクシデントが発生した。

 幸いにも、レポーターに怪我はなく、「大丈夫です!」とスタジオに伝えながら引き続き中継を行った。その姿には、視聴者らからプロ意識の高さを称賛する声が寄せられた。『New York Post』などが伝えている。

【画像】 水道本管破裂の現場で生中継中のアクシデント

 1月19日ウエストバージニア州カナワ郡ダンバー市のある地域で、水道管が破裂する事故が起きた。

 現場へ向かった地元テレビ局WSAZのレポーター、トーリ・ヨーギーさんが、スタジオにいるニュース司会者ティム・アールさんと中継で繋がり、まさに今からその状況を伝えてようとしていた。

 その時、1台のSUVがヨーギーさんの斜め後方から突っ込み、ヨーギーさんを撥ねた。その衝撃で、カメラに衝突したヨーギーさんは画面から姿を消した。

 ちょうど、スタジオのではその様子は音声のみで伝えられており、司会者のティムさんは何が起こったのかわからない状況だったようだ。

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 すると、すぐにヨーギーさんはスタジオにこのように伝えた。

なんてことでしょう!私は今、車に轢かれてしまいました。でも、大丈夫です。ティムさん、私は大丈夫ですよ!

 しかし、車に衝突されたショックからか、ヨーギーさんの声が震えているのが、中継を通して伝わってくる。

 司会者のティムさんは、あくまでも冷静さを保ちながら「これはあなたにとってテレビでは初めての出来事ですね」と投げかけると、ヨーギーさんは「生放送ならではです!実は、私は大学でも車にひかれたことがあるんですよ。まさにこんな感じで。でも、無事でよかったです。」と答えている。

 車を運転していた女性は、ヨーギーさんに謝罪し、容態を心配して声をかけているようだ。

 画面には映し出されていないが、カメラの前に戻ったヨーギーさんが女性運転手に「大丈夫です。あなたは大丈夫ですか?」と尋ねる様子が捉えられている。

Watch: Reporter Accidentally Hit By Car On Live TV, Finishes Report

ヨーギーさんのプロ意識の高さを称賛

 ヨーギーさんは、司会者ティムさんからの「どこをはねられたのかわかりますか?」と気遣う質問に対して、このように答えた。

わかりません。はねられた瞬間、正直、目の前がチカチカっとなり走馬灯がよぎりました。でも、とにかく今は中継中ですし、万事OKです!

ただ、安全な場所にいると思っていたので、この先は少々ここからカメラを移動しますね。

 その後、ヨーギーさんは何事もなかったかのように、気丈に中継を再開し、現場の様子をスタジオに伝えた。

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 この動画がソーシャルメディアで拡散すると、ヨーギーさんのタフさとレポーターとしてのプロ意識の高さを称賛する声が上がった一方、司会者ティムさんへのレポーターへの懸念の欠如が指摘された。

 後日、ティムさんはこのように話している。

音声のみの状況で、最初は何が起こったのか全く把握できていませんでした。ですが、はねられたとわかり、ヨーギーさんが本当に大丈夫なのか心配でした。

視聴者の前で、落ち着きを保つことは私たち関係者全員にとって容易ではありませんでしたが、自分たちの能力が最大限に発揮されるよう尽力しました。

スタッフがヨーギーさんと一緒にいて、無事を確認してくれたことに感謝しています。

 局側によると、中継終了後にヨーギーさんは念のために病院に行き、診察を受けたそうだ。

 実は、ヨーギーさんはレポーターとしての同局勤務は、この週が最後だったようだ。

過去3年にわたり、素晴らしい番組で親切な仲間たちと一緒に仕事ができ、みなさんのお茶の間にニュースを伝えることができた喜びは、かけがえのないものです。

 このように自身のソーシャルメディアアカウントで語ったヨーギーさんは、2月1日からはペンシルベニア州ピッツバーグにあるABC系列のWTAE局で、新たに勤務する予定になっているということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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