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 近い将来、SF映画の宇宙のシーンはよりリアルなものになるかもしれない。「Space Entertainment Enterprise(SEE)社」が、2024年に世界初の宇宙撮影スタジオオープンすると発表した。

 SEEはトム・クルーズが宇宙で撮影する映画を共同で手掛けている企業である。

 この宇宙撮影スタジオは、国際宇宙ステーションに接続される商業モジュール、アクシオム・スペースAxiom Station)内に設置される予定で、コンテンツ配信スタジオスポーツアリーナも併設されるという。

 まさに宇宙時代の新しいエンターテイメントの始まりを予感させてくれる。

【画像】 世界初の宇宙撮影スタジオ

 「SEE-1」と名付けられた世界初の微重力撮影スタジオは、2024年国際宇宙ステーションISS)にドッキング予定のAxiom Space社が開発する商業モジュールアクシオム・スペース(Axiom Station)」内に設置される。その後このモジュールは、母船から分離し、単独運航を開始する。

 SEE-1では、低軌道の微重力環境で撮影が行われるだけでなく、映画・テレビ・音楽・スポーツなどの各種イベントの開催や、コンテンツ開発・レコーディングライブ配信といったことも可能であるという。

 またSEE社は、自社が独占的に利用するだけでなく、第三者の利用も視野に入れているとのことだ。

商業モジュール、アクシオム・スペースの予想図

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NASA & Axiom Space Designing Commercial Expansion Of Space Station

映画撮影は宇宙の時代に

 Space Entertainment Enterprise(SEE)社は、映画・テレビプロデューサーであるレスネフスキー夫妻などによって設立された。夫妻は、トム・クルーズリアルな宇宙で撮影を試みる新作映画の共同プロデューサーでもある。

 「SEE-1は、人類がこれまでとは異なる領域に進出し、宇宙で胸躍るような新章をスタートさせる素晴らしい機会です」と、レスネフスキー夫妻は語る

無限のエンターテイメントの可能性を秘めたユニークで、利用しやすいホームになるでしょう。そこにある数々の革新的なインフラは、新しい創造の世界を解き放ちます。

世界的なリーダーであるアクシオム・スペース社が開発する最先端の革命的施設とともに、SEE-1は世界初かつ最高の宇宙施設を提供し、世界で2兆ドル規模のエンターテイメント産業を地球低軌道にまで広めます

ISSに設置された後、切り離され単独運航

 SEE-1が設置されるアクシオム・スペースは、まず国際宇宙ステーションISS)に取り付けられる形で建設される。

 独り立ちの準備が整いISSから切り離されるのは2028年になるが、SEE-1自体は2024年12月から運営開始を予定する。ISSから分離される段階では、アクシオム・スペース全体の5分の1を占める事になるという。

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 「ジュール・ヴェルヌからスタートレックまで、SFは世界中の人々にインスピレーションを与え、来るべき未来はどうなるかと夢想させてきました」と、SEE社のリチャードジョンストンCOOは話す。

 「宇宙に設けられる次世代エンターテイメントステージは、驚くべき新しいコンテンツを生み出し、そうした夢を実現するいくつもの扉が開くことでしょう。」

References:Film Studio to Be Launched in Space in 2024 – The Hollywood Reporter / written by hiroching / edited by parumo

 
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映画撮影の舞台は宇宙へ。2024年、世界初の宇宙撮影スタジオがオープン予定。ISSとドッキング