和式トイレ

食の欧米化に従い、大腸がんの患者が急に増加した日本。お通じに問題を抱えている人も少なくない。だが和式トイレばかりだった時代の日本は、大腸がんや便秘の問題がほとんどなかったとも言われている。

そんな和式トイレの排便時のポーズに目を付けたのは、海外のある男性YouTuber。スムーズなお通じについて動画で解説し、人々の関心を集めている。


■理想の角度は35度

「みんな、トイレで『大』をするときは足の下に踏み台を置いて膝の位置をぐんと高くし、上体を前かがみにして踏ん張ってみて!」という動画で反響を呼んでいるのは、チャンネル登録者数 が620万人もいる海外の人気YouTuberであるマシュ―・サントロ(Matthew Santoro)さんだ。

洋式トイレに普通に座って用を足すと、上体と太ももの角度は90度。だがマシューさんは「理想的な角度は35度」と説明している。


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■なぜ和式トイレは理想的か

和式トイレでの排便は、脚を開いてしゃがみ、前傾姿勢になる。まずは、太ももが腹部に自然な圧力をかけることになり、これが便の動きを促してくれる。

さらに、直腸から肛門に便が移行する部分には、腸を前に引っ張ろうとする恥骨直腸筋がある。上体を前かがみにすることでそれは緩み、直腸~肛門~便器のラインが垂直になるほど、便はスムーズに排泄されるという。

■多くの喜びの声が

欧米でも痔や大腸がんの患者は相変わらず多く、お通じに悩む人も大勢いる。それだけに、大腸のトラブルやお通じについては、目新しい情報を誰もが待っていると言っても過言ではない。

マシューさんの動画も240万回もの再生回数を記録しており、「これはナイスなアイデア」「すごい変化。快便になりました」など、多くの喜びのコメントが寄せられている。


■家庭内にある物でも

マシューさんが動画のなかで示した図では、やや横幅のある風呂用のイスが使用されているように見える。これは、体重をかけても大丈夫であれば、家庭内にある物や安価な雑貨でも代用できそうだ。

すでにこの方法を実践していたという人からも、「わが家ではもう試していました。本当に快適です」「この方法を知ってから以前の姿勢には戻れなくなっています」と推薦する声が上がっている。まずは1週間ほど、試してみても良いかもしれない。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

「洋式トイレは踏み台1つで快便に」 海外YouTuberが和式トイレのポーズを絶賛