24日放送の『めざまし8』(フジテレビ系)での、出演者で俳優の山下真司新型コロナウイルスオミクロン株への発言が批判を集めている。

 ​>>三浦瑠麗氏、オミ株は「インフルエンザ扱いに」「他で死者が出る」発言で賛否「インフルも出勤できない」の指摘も<<​​​

 この日、番組では国内の新型コロナ感染者が急増していることを報道。22日には過去最多となる5万4581人が感染。23日にも5万0025人が感染している。一方、濃厚接触者の10日間の隔離について、社会マヒが懸念されると報道した。

 これについて、話を振られた山下は「僕ね、これ(感染者数急増)はね、デルタ株じゃなくって良かったと思って」と発言。「デルタでこの数だったら本当に大変なことになってた」と言い、「オミクロンってどうってことないでしょ!」と言い放った。

 これにMCの谷原章介は「まあ、でもね、どうってことないっていう場合もあるんですけど、ワクチンを打ってない方にとっては重症化もいまだにしやすい部分もあるみたいなんです」とやんわり反論。すると、山下は「じゃあワクチンを早くくださいよ。あと飲み薬? 早くやってほしい」と言い、谷原は「ただ難しいのは、ワクチンは3回打っても、結局今度イスラエルは4回目もやってる」と説明していた。

 23日時点で国内の重症者数は430人。また、WHOのテドロス・アダノム・ゲブレイエスス事務局長は6日に、オミクロン株の症状を軽いと説明するべきではないと警告している。

 こうした経緯もあり、山下の「オミクロンってどうってことないでしょ」発言に、ネット上からは「症状出てる人もいるのに『どうってことない』は無神経」「こういう発言は油断広める」「浅はか」「無責任すぎる」「重症の人も死んだ人もいるのに、どうってことないは言い過ぎ」という批判的な声が集まってしまっていた。

 オミクロン株への政府の対応は賛否あるとは言え、軽視していると受け取られかねない発言は多くの視聴者の不快感を煽ってしまったようだ。

山下真司