タワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC, NO LIFE.」をはじめ多くのアーティスト写真を撮影し、“音楽が聴こえてくるような躍動感あるポートレート”で写真界に新しいスタイルを打ち出したと評される写真家・平間至(ひらまいたる1963-)。 宮城県塩竈市に祖父が開業した写真館に生まれ、クラシック音楽愛好家だった祖父、父の影響で、幼少の頃から音楽に親しんでいた平間にとって強烈な原体験となったのが、小学生の頃、初めて聴いたオーケストラの生演奏でした。その衝撃は「後から考えると"ロックに通じるグルーヴ感"だった」と言います。10代でパンクロックの洗礼を受け、写真家として独自の世界観を創り上げていく背景には、常にジャンルを超えた音楽が通奏低音として流れていました。
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