Sony Pictures Classicsは、PS4向けに展開しているクリエイトツールDreams Universe』にて制作するアニメ映画A Winter’s Journey』の日本や北米を含む世界向けの配給権を獲得したと発表した。

 海外メディアDEADLINEを通じて、発表している。

 クリエイトツールDreams Universe』は、オリジナルのゲーム、音楽、アートなどを制作することができるPS4向けのソフト。PS Storeで税込5390円(2月2日まで80%オフとなる税込1078円となるセール中)にて配信中だ。

 世界的に公開される映画が、『Dreams Universe』のような家庭用コンソールでおもにゲームを作るためのツールを用いて制作されることは異例と言えそうだ。なお『Dreams Universe』はその柔軟性の高さから、プレイヤーがゲームをファンメイドでリメイクするなど、発売時にはSNSなどで話題を集めた。

「なんでも自由にゲームを作れるゲーム」で、オリジナル作品よりも人気ゲームのリメイクばかりが注目を集める。『Dreams Universe』の開発チームとコミュニティが議論

 

(画像はSony Pictures Classics Acquires Alex Helfrecht Animated Movie ‘A Winter’s Journey’ – Deadlineより)

 今回、『Dreams Universe』で制作されるアニメ映画『A Winter’s Journey』は、実写とCG、ペイントアニメーションを融合させた作品。1812年のバイエルンを舞台に、恋多き詩人が山、氷、雪を越えて危険な旅に出るというストーリーが描かれる。

 クラシック歌曲集であるフランツ・シューベルト『冬の旅』を映画化したもので、アカデミー賞にもノミネートされた『ゴッホ 最期の手紙』のクリエイターが制作する。

 出演にはジョン・マルコヴィッチさんジェイソンアイザックスさんなどが出演。ポーランドで6月から撮影が始まるとのこと。

 本作を監督するAlex Helfrecht氏は「私たちの映画をさまざまな観客に届けるために、ソニー・ピクチャーズクラシック以上のパートナーは考えられません」とメッセージを発表している。

 映画のさらなる詳細やAlex Helfrecht氏のメッセージ全文は、海外メディアDEADLINEを確認してみて欲しい。

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