ネグレクト

学校の教師として働いていたシングルマザーが、子供2人を自宅に残し、新しい交際相手とともに旅行に出かけていたことが発覚。このたび起訴されたことを、『PEOPLE』『NEW YORK POST』などが報じている。


■わが子を放置し彼氏と旅行

アメリカ・コネチカット州のウォーターベリー市で今月15日、公立学校の教師をしていたケリー・リン・キャヴィアスカという36歳の女が逮捕された。

わが子を自宅に置き去りにし、恋人と3日間の旅行に出ていたことが発覚したもので、ケリー容疑者は子育ての放棄、およびわが子の命を危険にさらした容疑など、複数の罪に問われるとみられている。


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■元夫で子供の実父が通報

裁判所に提出された宣誓供述書によれば、容疑者の元夫で子供たちの実父が、ケリー容疑者について警察に通報したことで事件は発覚した。「昨年11月20日から11月22日までの3日間、ケリーは子供2人を自宅に放置し、男と旅行にでかけていた可能性がある」という内容だった。

月曜日だった11月22日、子供たちが無断欠席しているとスクールから知らされ、子供たちに電話。「自宅にいる。大人も一緒」などと答えた子供たちだが、「ママは」と尋ねても毎回「ちょっと出かけている」という返事で、うそをつくよう強要されている印象があったという。

■「何か食べる物がほしい」

一方のケリー容疑者は、彼氏と旅行に出かける際、キャンディーと少しのスナック菓子を用意し、子供たちには「地下室で静かに過ごすように」と言い渡していた。

警察の調査では、ウーバーイーツが1度は食品を配達していること、またある夜、子供のひとりが容疑者に携帯電話で「何か食べたい」と連絡していたことが判明。

「お菓子を食べてて。ごめんね。家に何かあれば好きに食べていて。任せるから。でも2階に上がっちゃだめ。ずっと地下室にいて」という返事だったことがわかっている。


■容疑者は休職処分に

取り調べに対し、幼いわが子2人を放置し、交際相手と温暖なフロリダ州で過ごしていたことを認めているケリー容疑者。だが「家を空けるから、ときどき子供たちの様子を見てほしいと実家の家族にお願いしてあった」と主張しているという。

ウォーターベリー市の教育委員会も、この事件について声明を発表。正式に有罪判決を受けるまでは休職の扱いになるというが、世間からは「教師を語る資格などない」と批判が殺到している模様だ。ケリー容疑者の裁判所出廷は、1月25日に予定されている。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

30代教師の母親が子供2人を置き去りに彼氏と3日間旅行 元夫に通報され発覚