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 ついにはじまってしまったのか?イギリスのホテルで清掃業に従事していたロボット掃除機が逃亡する事件が発生した。

 問題の機体は初めのうちは黙々とロビーを掃除していたものの、ちょっと目を離したすきに正面玄関から出て行ってしまったのだ。

 単調な仕事に嫌気がさしたのか、はたまた何かの企てか。ロボットの反乱を思わせる大胆な逃走についてユーザーの妄想コメントが相次いだ。

【画像】 ロボット掃除機がホテルで作業中、突然の逃亡

 1月20日イギリスのケンブリッジにあるチェーンホテル、トラベルロッジ・ケンブリッジオーチャードパークであってはならない事件が発生した。

 ホテルのロビーを清掃してたロボット掃除機が仕事をほったらかして外に逃げたというのだ。

 スタッフによると、そのロボットは初めのうちは何食わぬ顔でいつも通り清掃を行っていたという。作業内容は、指定された区域を黙々と掃除するだけ。特に難しい作業ではなかったとみられる。

 ところがその日に限ってそのロボットは、いつもなら手前で停止するはずの正面玄関をしれっと通過し、そのまま外に出て行ったというのだ。

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ロボット掃除機が逃走を図ったホテル / image credit:Google map

人間が目を離した15分の間に事件は起きた

 ロボットの反乱ともいうべき突然の失踪。ホテル始まって以来のハプニングついてホテルのマネージャーはSNSでこう告白した。

今日、私たちは新しいロボット掃除機に逃げられてしまいました。通常ならホテルの入り口を感知して戻ってくる仕様なのですが、このロボットは振り返らずにそのまま逃走しました。

 加えて「もし発見した方はホテルに連れ戻してください」と呼びかけ、このロボットはホテルのドッキングステーションでしか充電できないため、他の人にとっては無用の長物となると加えた。

 一方、その行方についてスタッフは「あのロボットなら、どこにいっててもおかしくない」とコメント。はなから探す気も無い言動に聞こえるが、想定外すぎて見当もつかないというのが本音だろう。

 メディアによると、この逃亡劇はおよそ15分のうちに起きたという。人間がちょっと目を離した隙に正面から堂々と出ていったロボット。一体どこに向かったのか?

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photo by iStock

自由を求めて自暴自棄に?ロボットの一斉蜂起という声も

 ホテルから逃亡した自律型のお掃除ロボットは一躍話題となり、ユーザーからはこんなコメントが相次いだ。

この件に関する海外の反応は...

・ロボットの大冒険がはじまった。

・哲学者アリストテレスが「自然は真空を嫌う」と言ってたような。

・もう一か八かだな。ロボットは必死に自由を求めてるんだよ!

・近くの通りを掃除してるんじゃない?

ターミネーター的な一斉蜂起の予感。

・この国から逃れたいんだろ。気持ちわかるよ。

・目を離しちゃだめ!彼らは隙あらば私たち人間を片付ける気なんだから。

・人類が一掃されるフラグ。これから都市のロボット野生化が始まる…

・充電の弱点を克服したお掃除ロボットが大量増殖。「抹殺セヨ!」の代わりに「吸引セヨ!」って叫びつつ人類を征服する未来まで見えた。

・奴らは天敵とかいないからな。

・そろそろ電動芝刈り機と融合してより狂暴なロボットに進化する頃だ。我々の運命は決まった。もう後戻りはできないんだ。

生垣の下に隠れている所を発見、無事捕獲

 そうこうするうち時は過ぎ、ホテルはロボット不在のまま朝を迎えた。が、午後になりロボット発見の報告が舞い込んだ。

 発見者は人間の清掃スタッフで、生垣の下に隠れていたという。

 回収されたロボットはわずかに汚れていたためきれいにする必要があったが、幸いなことに怪我(機能に支障)はなかった。

 その後の彼の様子についてホテルスタッフの一人はこうコメントしている。

 

今は他のロボット掃除機仲間と一緒です。一つの棚に幸せそうに収まってますよ。

 まさかの逃亡劇で脚光を浴びたものの、わずか一晩で発見され、元の職場に戻ったロボット。ホテルも今後は気をつけることだろう。

 まああれだ「今回は仲間を代表して逃走経路を確認しただけ。人間がどう動くかもだいたいわかったし、次こそは…」なんてことが無けれよいが...

References:mirror / indy100など /written by D/ edited by parumo

 
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ついにはじまったのか?ロボット掃除機がホテルから逃亡するという事件が発生