細長いくしの歯のようなものが集まってできている魚のエラを見たことがあるだろうか? このたびアメリカに住むある女性が両肩に入れたクモの巣のタトゥーが、まるで“魚のエラ”のようだと注目を集めている。『The Daily Star』などが伝えた。

ルイジアナ州バトンルージュに住むTikTokerのアシュリー・キングさん(Ashley King)が昨年8月、地元のタトゥーショップで施術してもらったという“クモの巣”のタトゥーをTikTokでお披露目したところ、今月に入ってメディアが取り上げて拡散した。

動画でアシュリーさんはまず、ある女性の両肩に彫られたクモの巣のタトゥーを見せて「これが私が望んだもの」と紹介。クモの巣と言っても円形ではなくピザのスライスのように一部を抜き出したデザインで、円の中心にあたる部分は外を向いている。

その後、画像が切り替わるとカメラはアシュリーさんの肩にズームイン。理想のイメージとはほど遠い、微妙なクモの巣が映し出される。タトゥーはクモの糸の数が圧倒的に多いため全体的に黒っぽいイメージで、円の中心は外側ではなく内側を向いている。

アシュリーさんは「施術からずいぶん時間が経っているけど、私はこのタトゥーが大嫌いなの! でもこれがタトゥーアーティストのリサーチをしなかった結果よ!」と言葉を添えており、コメント欄でこのように明かした。

「このタトゥーは地元の『ボディ・イメージーズ・タトゥー・クリニック(Body Images Tattoo Clinic)』で、少し年配の気取った感じのタトゥーアーティストの男性が入れたの。この動画を投稿する8か月前だったわ。」

「私は男性にデザインを伝え、下書きもしっかり確認したけど、彼は私の許可なしで施術中にデザインを変えたのよ。もし線がきれいに描かれていて、余分な線を500本も描き足さなければ満足していたと思う。」

そしてこの動画には、次のような声があがった。

「これは残念。」
「返金してもらったら?」
「色を入れて花を描いてみたら?」
「まるで魚のエラだね。」
「いや、これは矢じりに見える。」
「ステルス機か?」
「蛾?」
「悲しい結果だね。」
「シャツを着ても見えてしまうこともあるでしょう。レーザーで消してしまうといいわ。」
「この店は私も行ったことがあるけど、お勧めできないわ。」
「いっそのこと真っ黒に塗りつぶして、白でタトゥーを入れたら?」

実はアシュリーさんは体にいくつものタトゥーを入れており、このクモの巣のタトゥーと右胸上の“美咲”という姉妹のミドルネームを現した漢字のタトゥー以外は全てDIYだそうで、フォロワーは「あなたのDIYタトゥーのほうがずっと上手よ」と絶賛する。

またプロが入れたタトゥーのお粗末さにショックを隠し切れない様子のアシュリーさんには、「身体の目立つ位置に“魚のエラ”や“蛾”に見えるタトゥーがあっては可哀そうだ」と「私の店で修正するよ」というオファーもあるようだが、本人はこう述べている。

「私は将来、資格を取ってフリーランスのタトゥーアーティストとして仕事をしたいの。だからこのタトゥーも、もう少ししたら何とかしたいと思っているわ。」

ちなみに昨年末にはイギリスで、22歳の女性が右腕に入れたタトゥーが卑猥だと話題となった。2つの顔をデザインしたはずが、“前屈姿勢”に見えてしまうという。

画像は『The Daily Star 2022年1月23日付「Woman asks for spider web tattoos – but ends up with ‘fish gills’ on shoulder」(Image: TikTok/ashleeyking)』『Ashley King  2021年10月15日付TikTok「Reply to @literallysuckmyd1ck」、2021年8月20日付TikTok「Reply to @ashleeyking」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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