雪かき

雪が降り続くなか、さらなる大雪予報も…。「困っている人がいるに違いない」と考えたコーチは、元気な生徒たちに人助けを指示。それに応じた生徒らが近隣住民のため雪かきに精を出したことを、『TODAY』などアメリカメディアが伝えた。


■あるコーチの決断

アメリカペンシルベニア州の高校でフットボールコーチを務める男性が、大雪予報が出たことを知り週明けの活動中止を決定した。

「ひどい天気になりそうだから、月曜の重量挙げは中止にしよう」「お年寄り、もしくは体の不自由な隣人を見つけ、(今のうちに)除雪作業をしてあげなさい」とツイートしたコーチは、加えて「お金は頂かないこと」と指示。部活動ワークアウトとして雪かきを頑張るよう部員たちに命じた。


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■住民のために雪かきへ

コーチの指示を受け、約40人の生徒たちが寒いなか隣人らを次々と訪問。困っている人を見つけては「家の前の除雪をさせてください」と伝え、雪かきに励んだ。

朝早くから作業を始めた生徒もおり、コーチが目覚めると「3軒の雪かきを完了しました」「今から4軒目に向かい、そちらでも雪かきをさせてもらいます」というメッセージも届いていたという。

どの生徒も熱心に作業に打ち込み、高く積もる雪に困っていた多くの住民を喜ばせた。うちひとりの生徒はわずか数日の間に10軒もの家をまわり、せっせと除雪作業に励んだ。

■SNSに書き込まれたコメント

生徒たちの活動が話題になり、SNSには「すばらしい」というコメントが溢れた。「実家の前で、生徒さんたちが除雪作業に励んでくれました」「コーチは生徒らの模範です」と書き込んだ人もいた。

コーチも人々の反響に驚いたというが、寄せられたコメントに感謝し、「僕たちはこの地域が大好きなのです」「高齢者のお役に立てることを嬉しく思います」とツイートしている。


■「高校の伝統」と明かしたコーチ

メディアコメントを求められた学校長は、「コーチとして、教師として、そして人としてもすばらしい人物」とコーチを称賛。一方で、当のコーチは「(奉仕活動は)20年ほど続いている我が校の伝統なのです」「前のコーチが始めたことを受け継いだにすぎません」と述べた。

「応援してくださる人たちと交流できる、素晴らしい機会になりました」「運動を通し、生徒に多くのことを教えたいと思います」。そうも話す立派なコーチのもと、生徒たちは大事なことをしっかり学んでいるようだ。

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(文/Sirabee 編集部・マローン 小原

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