中国のフードデリバリーの市場規模は年間10兆円を超え、世界一となっている。2021年には利用者が4億6900万人に達したと報じられたが、日本では学校や職場に家から弁当を持参しているという人はまだ多いだろう。中国メディアの新浪網は23日、「日本人があまりフードデリバリーを利用しないのは何故なのか」と問いかける記事を掲載した。

 記事はまず、フードデリバリー中国人の生活にどのくらい浸透しているかを紹介した。中国でフードデリバリーを多く利用するのは若年層だというが、多くの中国人がデリバリーにすっかり慣れてしまったので、飲食店に行って順番を待っている時間がもったいないと感じるようになっているそうだ。それゆえ日本のようにデリバリーをあまり使わない国があるというのが不思議に感じられるという。

 日本でもコロナ禍でデリバリー市場が急成長したが、弁当を作る習慣は依然として健在だ。社会人を対象にしたある調査では、家から弁当を持って行くと答えた人は半数を超えていた。コロナ禍により、弁当を意識するようになった人はむしろ増えているようだ。

 記事は、日本人が弁当を作る理由について、「他人に迷惑をかけたくないからだ」と紹介した。弁当の方が、デリバリーの食事ほどにおいが気にならないためと分析している。また「コスト」の違いを指摘した。中国でデリバリーが広まったのは、配達料が高くないためでもある。しかし人件費の高い日本ではデリバリーは割高になるので経済面から弁当を作る人が多いのではないかと紹介している。

 日本にはもともと弁当の文化があり、弁当を持参することへの抵抗感がない。そのうえ外食やデリバリーよりも安上がりで、健康的とあれば、弁当が好きなのも当然だろう。しかし一番の理由は「食べ物は出来立ての熱々でなければならない」という中国人のようなこだわりがないためかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国で根付いたフードデリバリー「あまり利用しない日本人が信じられない」=中国