サウスジョージア島に出向いた野生動物写真家とその妻は、キングペンギンの群れに出くわした。早速撮影を行っていると、まさかの展開が待っていた。
ゾウアザラシの子供たちは、雪の上に寝そべって撮影していた妻に特別な関心を示したようで、どんどん近づいてくる。
すると、妻の体の上に体を乗せてきたのだ。まるで抱きしめているかのような微笑ましい光景だが、その愛情は物理的な意味でもずっしりと重かったようだ。
Photographer captures moment wife receives ‘hug’ from an elephant seal
南大西洋のサウスジョージア島はキングペンギン(オウサマペンギン)やゾウアザラシやオットセイの繁殖地である。
写真家のクリス・ブレイさんと、その妻のジェス・タウントンさんは、野生動物を撮影する為にこの島にやってきた。
すると、キングペンギンの群れと遭遇。ペンギンたちを驚かせないように、腹ばいになって静かに撮影していると、ゾウアザラシの子供たちが妻のジェスさんに近づいてきた。
ゾウアザラシの子供たちはジェスさんに特別な関心を持ったようだ。そのままジェスさんの体の上にずっしりと重い体を乗せてきたのだ。
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これにはジェスさんも苦笑い。2頭のゾウアザラシの子供に乗られて、身動きがとれなくなったようだ。
ゾウアザラシはアシカ亜目の中でも最も重い。成長するとオスは体重2トンにもなるのだから、子供とは言え重かっただろう。
足元にも、もう1頭アザラシの子供がやってきた。
ゾウアザラシたちは、雪の上に横たわっていたジェスさんに、寒かろうと体を温めてあげようとしたのか、それとも逆に体温をもらいにきたのか?
その真相はわからないが、とても微笑ましい光景である。ジェスさんにとっては、愛情の重さよりも物理的な重さが辛かったかもしれないが。
ゾウアザラシは人間に対して警戒心をあまり抱かず、また女性が好きなようで、これまでも人間女性にスリスリしている子供の姿が目撃されている。
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