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 アメリカ・メリーランド州に住む男性が突然亡くなり、警察が自宅を調べたところ、男性の家からなんと125匹もの多種多様なヘビが発見された。

 どうやら、男性はペットとしてヘビを多頭飼いしていたようだが、中には州では違法の毒蛇も含まれており、後日動物管理局や専門家らが、ヘビを然るべき場所へ移送したという。

 尚、男性の死因は現在調査中だという。『New York Post』などが伝えている。

【画像】 倒れている男性を隣人が発見。自宅には大量のヘビが

 1月19日メリーランドチャールズ郡ポムフレットに住んでいた49歳男性が死亡し、その自宅から大量のヘビが発見されたことを、同郡保安官事務所が発表した。

 男性の隣人が、1日以上顔を合わせていない男性の安否を気にして自宅を覗いてみたところ、窓越しに男性が倒れている姿を発見し、911へ緊急通報した。

 消防当局と救命救急士が駆け付け、正面玄関をこじ開けて中に入ったが、男性は既に死亡していた。

 そして何より彼らを驚かせたのは、男性宅にいた大量のヘビだ。

 男性が倒れているのを発見した隣人も、男性がヘビを飼っていることに全く気付いていなかったという。

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非毒と有毒のヘビを分けて別の州へ輸送

 チャールズ郡動物管理局が調べたところでは、男性はニシキヘビやガラガラヘビ、コブラブラックマンバなど有毒・非毒のヘビ125匹を飼っていた。

 非毒のヘビは認可された飼育管理者によってバージニア州へ、有毒のヘビはノースカロライナ州へと移送されることになった。

 同管理局は亡くなった男性の母親の許可を得て、何時間もかけて1匹ずつタグを付けて箱に入れたヘビを専門家とともに車へと詰め込んだ。

 専門家たちは、ヘビを安全に輸送するのに十分な暖かさを保つため、約30分車を暖める必要があったという。

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男性の遺体は検死へ回される

 男性宅から引き揚げられたヘビの中で、最も大きかったのは全長4.3メートルにもなるインドニシキヘビビルマニシキヘビ)だったようだ。

 更に、男性のコレクションの中には、メリーランド州での飼育が違法の有毒なヘビも含まれていた。

 チャールズ郡保安官事務所のスポークスパーソンであるジェニファー・ハリスさんは、このように語っている。

男性が発見された時、有毒なヘビは全てケージの中にいました。また、男性の家にはあまり家具などがなく、ヘビは非常に適切に飼育されていました。

ヘビが逃げ出した様子はないですが、万が一逃げていたヘビがいたとしても、この地域の寒さを乗り切ることはできないため、公衆に危険をもたらすことは考えにくいでしょう。

危険が及ぶのではないかと心配する住民もいるかと思いますが、安心して頂きたい。

今回のケースは、郡の動物管理責任者が30年以上の経験で見た中で、最大のヘビのコレクションでした。

 なお、男性の死因はわかっておらず、遺体は検死のためにボルチモアの検死事務所へと移送されたということだ。

written by Scarlet / edited by parumo

 
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毒蛇も大蛇も。突然死亡した男性の家に多種多様な120匹以上のヘビ!