大人が普段何気なくしていることを、子供はよく観察しているものである。このほどイギリスから、髭のお手入れや髪のトリミングに便利なヒゲトリマー（髭用バリカン）で、頭を剃ってしまったやんちゃな2歳児の話題が届いた。『Metro』などが伝えている。
英ダービーシャーに住む3児の母フェイス・モーガンさん（Faith Morgan、37）はその日、洗濯物を畳み終えて寝室に向かうと、末っ子のオーティス君（Otis、2）がハイハイしながらやってきた。
オーティス君の腕にはフサフサの毛がたくさんついており、フェイスさんは「きっと飼い猫をハグしていて、抜け毛がついてしまったのだろう」と思ったという。しかしその毛の量は半端なく、フェイスさんはそれが息子の地毛であることに気が付いた。
驚いてよく見ると、オーティス君の頭の右半分がL字型に刈られており、フェイスさんは息子に何が起きたのか尋ねてみた。
実はオーティス君、バスルームの外で充電中だったヒゲトリマーを見つけ、いつもダディ（父）がしているように頭に当てて刈り上げてしまったようで、フェイスさんは当時のことをこのように振り返った。
「私が洗濯物を畳んでいた時、オーティスは姉のユニコーンのおもちゃで遊んでいたのです。それはクルクルと回転する時に『ウィーン』という音が出るのですが、私はそれがヒゲトリマーの音だとは気付きませんでした。」
「ダディが定期的に髭を剃るのを見ていた息子は、自分もやってみようと思い立ったのでしょうね。オーティスの頭を見た時はもう笑い飛ばすしかありませんでした。ああいった状況に置かれたら、笑うか泣くかどちらかでしょうからね。」
そうは言いつつもフェイスさんは「実は急にあんな髪型になってしまったものだから、『もしかしたら頭を丸刈りにしなくてはいけないのでは？』と考えて涙が出てきてしまったの」とも明かしている。
そして少しでも冷静になろうと地元のFacebookグループにアドバイスを求めたところ、次のようなメッセージが寄せられたという。
「髪はすぐ伸びるからそのままにしておいたら？」
「せっかくだからモヒカンにしてみたらいいと思うよ。」
「マレットヘアのようだね。」
「2歳なのに、よくヒゲトリマーを使いこなせたわね！ 怪我がなくて良かったじゃない。」
「そうね。ヒゲトリマーを子供の手の届くところで充電するのは危険。注意しなきゃ！」
「みんな一度はやるのよね。ハグしてあげて！」
「うちの娘は眉毛を剃って、前髪をカットしたことがある。妻はそれを見てパニックを起こしていた。私はというと、笑いすぎてどうにかなりそうだったよ。」
「うちには6人子供がいるけど、みんなそれぞれにやらかしてくれたよ。5人目の子なんて、犬の毛を刈っていた。」
「これは写真に撮って、結婚式で見せてあげるといいよ。」
「子供は何でも真似したがるからね。でもこんな時期はとても貴重よ。」
ちなみにオーティス君は、刈ってしまった翌日に美容院で調整してもらったそうで、フェイスさんは「今ではだいぶ髪が伸びてきて、刈り上げてしまった箇所は分からなくなってきています。オーティスはおどけるのが大好き。可愛くて憎めない存在なのです」と述べている。
ちなみに2019年には、電気シェーバーを見つけた兄妹がかなり大胆に髪を刈り、母親がパニックに陥る様子を捉えた動画が拡散した。また2020年には、面白ビデオを見た5歳児が7歳の兄にヘアカットを依頼、多くの人に笑いを届けていた。
画像は『The Mirror 2022年1月19日付「Mum ‘has to laugh’ after naughty toddler shaves hair with dad’s beard trimmer」（Image: Jam Press/Faith Morgan）』『Metro 2022年1月23日付「Toddler shaves half his hair off after finding dad’s beard trimmer」（Picture: Jam Press/Faith Morgan）』のスクリーンショット
（TechinsightJapan編集部 A.C.）
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