ロボット掃除機はその便利さから人気家電の1つになっている。しかしイギリスのホテルでは、活躍していた1台のロボット掃除機が逃走したことをスタッフが明かして話題を呼んだ。最終的にホテルの近くで見つかったが、ネット上では「自由になりたかったんだ」とロボット掃除機に同情する声もあがっている。『The Mirror』などが伝えた。

話題のロボット掃除機を配備していたのは、英ケンブリッジ北部オーチャード・パークにあるホテル「Travelodge Cambridge Orchard Park Hotel」だ。同ホテルで稼働するロボット掃除機は外には出られない仕組みになっているはずだが、そのうちの1台が今月20日にホテルの正面玄関で止まることなくそのまま外へ「逃げ出してしまった」とアシスタントマネージャーがSNSで報告したのだ。

投稿には「今日、新しいロボット掃除機の1台が命からがら逃げ出しました。通常は入り口の端の部分を認識して方向を変えるのですが、この子は逃げ出すことを決意したのです」と綴られていた。

スタッフらは「ロボット掃除機はどこへでも行ってしまうだろう」と行方を心配しており、見つけたらホテルに届けてほしいとSNSで呼びかけた。さらにアシスタントマネージャーは“小さな相棒”であるロボット掃除機を見つけてくれた人に、ドリンクを1杯無料で提供するとも約束した。

ロボット掃除機が見えなくなってから約15分は誰も気がつかなかったそうで、スタッフらは当初「誰かが持ち去ったのでは?」と疑っていたという。「ホテルにある専用の充電ステーションにしか対応していないので、他の場所では役に立ちません」と訴えて返却を願っていた。

なおこの逃走劇はネット上を大きく沸かせ、「天敵はいないから快適な旅を楽しんでいるといいね」「自由を求めて必死だったんだよ」とロボット掃除機の気持ちを代弁するような声が届き、「ホテル近くの道路の掃除をしているんじゃない?」「ターミネーターみたいなロボットによる反乱が始まるかも」などジョークを飛ばす人も現れた。

結局、逃げ出したロボット掃除機は、翌日になってホテル近くの生垣の下で清掃員が発見したそうだ。ホテル側は「今は他のロボット掃除機ファミリーと一緒に楽しそうに棚に並んでいます」と明かしている。

ちなみにロボット掃除機によるハプニングとして、ルンバが犬の尻尾を吸い込んで壊れてしまったりロボット掃除機を泥棒と勘違いし警察が突入する騒動にまで発展したケースも大きな話題を呼んでいた

画像は『UK MAIL24 2022年1月23日付「Runaway robotic vacuum cleaner makes a break for freedom at Travelodge hotel in Cambridge」(Shutterstock / Olga Miltsova)(Google)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

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