就職活動がうまくいき喜んでいた男性が、いざ出勤。しかし太っているせいで十分に働けないと上司に判断され、たった数時間で解雇されてしまった。「これはひどい」と激怒する男性について、『The Sun』『The Daily Star』などの海外メディアが伝えている。
■就職に成功した男性
オーストラリアで暮らす男性が、キャンプもできる人気のホリデーパークで働きたいと考えた。家から3,000キロ以上離れた土地ではあったが、履歴書を送り、オンライン面接を受けたところ大成功。「ぜひウチで」と言われ、妻と幼い息子を連れて新たな土地に拠点を移した。
引っ越しが終わり落ち着くと、男性は張り切って出勤。このとき初めて男性と直接会った上司は、想像以上に太っていることに気づき不安になったという。
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■たった2時間で解雇に
仕事開始から約2時間が経過したころ、働きぶりを観察していた上司は「この体では芝刈りも無理」「はしごを登ることも絶対に不可能だ」「仕事を任せられるわけがない」と判断。そして男性に「辞めてもらう」と告げた。
いきなり仕事を失った男性は「人権を侵害された」と怒り心頭で、法的措置を検討しているという。しかし上司は「病気(肥満)を秘密にされ雇用したのです」「男性が職場で負傷する可能性を考え解雇しました」と主張。非はむしろ男性にあると示唆している。
■「ひどすぎる」と怒る男性
いきなりの解雇により、住む家も仕事も失ったと憤る男性。そのような事情から息子も通える学校が見つからず、大変困っているのだという。
なお男性は以前から太っていたが、以前の職場では問題なく立派に働いていたとのこと。今回の解雇については「悪夢のよう」「本当につらいし恥ずかしい」とSNSに書き込んでいるが、ダイエットする気があるかどうかは明かしていない。
■人々の声は意外にも…
男性の健康状態を心配し同情する声もあるが、「仕事中に心臓発作を起こされたら確かに困る」「働けないと判断されたなら仕方がない」といったコメントもインターネットに多数書き込まれている。
一方の元上司は、雇用前に見た写真では実際よりかなり細く見えたため、問題視していなかったという。男性の弁護士に「証拠もなく病気を理由に解雇するのは差別にあたる可能性がある」と言われ、対応に苦慮しているようだ。
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