ロボット掃除機

ロボット掃除機の人気は高まるばかりだ。「こんな優れモノ見たことない」「賢い動きに感動すら覚える」などと絶賛する人も多い。

イギリスではこのたび、ひょっとしたらロボット掃除機に心があるのかも…と疑いたくなる珍事件が起きていたようだ。『The Independent』『LADbible』『BBC』などが報じ、SNSでも大きな話題を呼んでいる。


■1台が突然姿を消す

有名ホテルチェーン『トラベロッジ(Travelodge)』も、フロアの掃き掃除はロボット掃除機に任せているそうだ。

そんな中、イギリスのケンブリッジ大学から5キロほどにあるトラベロッジ/ケンブリッジオーチャードパークでは、20日にそのロボット掃除機の1台の姿が見えなくなった。


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■再び通常の任務に

盗難にあったのではと騒動になったが、翌日の21日、ある従業員が崖の下の生垣からロボット掃除機を発見。汚れや詰まりを取り去り、無事であることが確認された。

すでにホテル内をぐるぐる回る日常の任務に戻り、充電時間にはほかのロボット掃除機たちと静かに過ごしているという。

■とにかく外に出たかった…?

その“問題児”については、玄関の大きな扉が開くたびに「外の世界に興味津々。出たそうにしていた」などという情報がある。さらにSNSに写真を投稿し、「この子なりに、懸命に脱走したんだろう」とコメントするトラベロッジの従業員もいる。

絶好のチャンスが訪れたと悟ったとき、従業員の目を盗んでついに外に飛び出したロボット掃除機。ホテルでは誰もが、この騒動を微笑ましい珍事件として捉えているという。


■ロボットが心を持ったか

SNSでも、この話題は拡散中だ。「ホテルの床をグルグルと這い回るだけでは、ロボットだってあきる」「自由の身になりなさい! 外に出ていいのよ!」と、世間からは擁護のコメントが多数寄せられている。

ロボット掃除機は、通常ばらば出入り口を感知すると戻ってくる。そのため「ついに心を持ったということか」と驚く人は多い。ひょっとしたらその1台は今頃、人間には聞こえない音で、仲間の掃除機に外の様子を教えてあげているのかもしれない。

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(文/Sirabee 編集部・浅野 ナオミ

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