「ABEMA」年間視聴ランキングで2年連続首位を獲得するなど、不動の人気を誇る「オオカミ」シリーズ。その最新作「彼とオオカミちゃんには騙されない」(毎週日曜夜10:00-11:00、ABEMA SPECIALチャンネル)が2月6日(日)にスタートする。今回は「月とオオカミちゃんには騙されない」(2020年1月)以来2年ぶりの“オオカミちゃん”シーズン。これまでに増して女性メンバーの活躍ぶりに期待が高まる。

【写真を見る】キュン必至!語り継がれるTakiとそらのステージ上でのダンスシーン

絶対恋をしない“嘘つきオオカミ”に惑わされず真実の恋を叶えようと奮闘する男女を追いかける同シリーズ。傷つきながらも恋に真剣に向き合うメンバーに「うん、うん、わかる!」と共感するうち、気づけばドハマりしてしまう。それが“オオカミ”シリーズの魅力だ。

注目を集めた過去シーズンでも、共感せずにいられない女性メンバーが続々登場した。本記事では、そのごく一部をピックアップ。恋に一生懸命な彼女たちの語り継がれるエピソードから、“オオカミ”シリーズならではの魅力を探ってみよう。

■「ミステリアス、だけど本当は…」Hinaの場合

「月とオオカミちゃんには騙されない」(2020年1~3月)では、女性メンバーが過去最多の6人と、オオカミちゃん予想が最高難易度に。ガールズグループ・FAKYで活躍するエキゾチック美女・ヒナ(Hina)は、コア(Novel Core)を含む3人の男子メンバーから思いを寄せられていた。

クールビューティのヒナだけに本音が見えにくく、恋の矢印が集中すればするほど「オオカミちゃんでは?」と疑われる悪循環。中でも、年下メンバー・コアの積極的なアプローチは注目を集めたものの、ヒナ自身は本気になれず…。悩んだ末、コアが傷つくと知りながら「恋愛対象で見られてなかった」と本音を伝えた。

それでも「(ヒナの)気持ちを知れたから応援できる」と大きな愛情で包み込んだコアに、ヒナの心は少しずつ動いていった。

その結果、奇跡が起きた。中間告白でヒナが呼び出したのは、恋愛対象ではないはずだった、コア。ヒナは「コアの言葉の一つ一つがホントに嬉しかった」と率直な思いを伝え、2人はそのまま最終告白でカップル成立となった。

恋は難しい。誤解されたり、本音が言えなかったり…それでも、真っすぐ信じてくれる相手に出会えれば、女性はときに自分でも驚くほど素直になれるもの。ヒナの中間告白は、そんな恋の魔法が垣間見える名シーンとなった。

■「“天真らんまんキャラ”のはずが…」莉子の場合

同じく「月とオオカミちゃん―」に参加したのが、モデルのりこ(莉子)。りょうすけ(曽田陵介)との“そたりこ”カップルが、シーズンの早い段階から視聴者の支持を得た。

10話で、ちょうどバレンタインを迎えたメンバーたち。それまで相思相愛ムードいっぱいだったりこ&りょうすけだったが、バレンタイン当日、りこが突如「帰りさ、話したいことあるんだけど」と素っ気ない態度に…。スタジオでは、MCの飯豊まりえが「オオカミ疑っちゃう」と身構えた。

そして帰り道、りこは「りょうすけくんかなって思ってたけど、揺らいでる」と、まさかの心変わり宣言。りょうすけが、ショックを受けながらも「伝えてくれてありがとう」とりこを思いやった次の瞬間、りこは「ハッピーバレンタイン!嘘だよ全部!」と弾ける笑顔でチョコを取り出した。天真らんまんな莉子らしい可愛いサプライズは、視聴者の心もわしづかみ!

だが最終回では、りこがオオカミちゃんだったことが判明した。最終告白前にりこがりょうすけに伝えた「もう一回冬がきても、りょうすけを選んでたと思う」という精一杯の本音が放送されると、視聴者からも「切なすぎる…」「りこちゃんの気持ちを思うとつらい…」と共感の声が上がった。

■恋に慎重すぎて素直になれない…みちゅの場合

「恋とオオカミには騙されない」(2021年2-5月)に参加したみちゅ(長谷川美月)はシーズン前半、もくだい(杢代和人)といいムード。だが、両想いかと思われた矢先の中間告白で呼び出したのは、ちょこ(りゅうと)だった。結局ちょこに思いは届かず、みちゅはせつなく微笑んだ。

みちゅの突然の心変わりとも思える行動は、その慎重な性格ゆえのことだった。シーズン最年少メンバーのもくだいがあいまいな態度をとったことで、まっすぐに思いを伝えることができなかったみちゅ。後日、「美月にすごい苦しいことさせてたなって本当に反省してる。本当に、本当にごめんね」と涙ながらに素直な思いを打ち明けたもくだいに、みちゅも感涙。「もう一度、イチからもっくんと向き合いたい」ともくだいの思いに寄り添った。

受け入れられないかもしれない不安と戦いながら、恋に向き合うメンバーたち。だからこそ、シーズンの後半ではひと回り大きく成長した姿も見せてくれる。傷つくことが怖くて素直になれなかったみちゅの成長ぶりに、視聴者からも応援の声が上がった。

■恋の終わりも前向きに!Takiの場合

「恋とオオカミには騙されない」と、続く「虹とオオカミには騙されない」(2021年8-10月)に出演したFAKY・Takiは、想う相手にまっすぐぶつかるキャラクターで視聴者から憧れのまなざしを浴びたメンバーだ。

印象深いシーンは「恋と―」第3話Takiが意中の相手・そら(井上想良)を自身のライブに招いたあとのデートシーン。ステージ上でイヤホンを片耳ずつシェアしながらダンスするロマンチックな様子に、視聴者からは「映画のワンシーンみたい!」「かわいすぎて倒れそう!」の声が続々と上がり、大きな話題を呼んだ。

だが、その幸せには終わりが訪れた。第10話では、そらがTakiに「自分の中で気持ちの整理がついた」「一番大きいのは(川口)あおいちゃんなんだなって」と素直な思いを吐露。すると、Takiは涙をこぼしながらも「心の準備はできてた。そらくんが幸せならTakiは大丈夫。本当にそらくんと出会ってよかった。ありがとう」と気丈に応え、「FRIENDS!友達でいよう」と手を差し出した。

恋のはじまりも、終わりも常に前向きでカッコいいTaki。視聴者からは「元気をもらった」「Takiちゃんみたいな恋がしたいな」の声が寄せられた。たくさんの恋が始まり、終わっていく“オオカミ”シリーズでは、“恋のお手本”も見つかるのだ。

■人気者が続々誕生、若手女優の登竜門

時に「わかる!」と共感しながら、時に「こんな恋がしたい」とうっとりしながら楽しめる“オオカミ”シリーズ。加えて、OGにはドラマやバラエティで活躍する人気者も続々と誕生し、若手女優の登竜門ともなりつつある。バラエティにひっぱりだこの山之内すずや、女優としてドラマでも活躍する“めるる”こと生見愛瑠も“オオカミ”シリーズ出身者だ。

初めて女性メンバーが“嘘つきオオカミ”を務めたシーズン「オオカミちゃんには騙されない」(2019年7-9月)では、最年長メンバーの鈴木ゆうかが“オオカミちゃん”だった。

ゆうかは、最年少メンバーのひろむ(黒田昊夢)のデートに飛び入り参加したかと思えば、中間告白ではかずま(ミッチェル和馬)に告白、さらに「月LINE」でルード(Rude-α)を誘うなど、一貫してミステリアスを貫いた。オオカミちゃんとしての役割を全うしたゆうかはその後、モデル活動だけでなくドラマにも出演。女優としても大きく飛躍中だ。

それぞれに、自分なりの恋愛を一生懸命貫こうとするメンバーたちの奮闘から目が離せない“オオカミ”シリーズ。最新作は2年ぶりに、“嘘つきオオカミ”が女性側にいるとわかっている“オオカミちゃん”シーズンで、女性メンバーが大きく動くことが予想される。さあ、あなたはどのメンバーの恋に共感する?

レギュラー放送が決定したABEMAオリジナルシリーズ新作恋愛番組「彼とオオカミちゃんには騙されない」/(C)AbemaTV,Inc.