中国国内では、政府の手厚い補助金政策などもあって、電気自動車(EV)が急速に普及している。なかでも中国メーカー「上汽通用五菱(ウーリン)」がリリースした小型EVは、日本円で50万円以下という低価格で大人気となった。

 この中国ブランドの格安EVはベトナムでどのような評価を得ているのだろうか。中国の動画サイト西瓜視頻はこのほど、この中国ブランドの小型EVに対するベトナムネットユーザーの反応について紹介する動画を配信した。

 動画では、合わせて20人のベトナムネットユーザーの意見を紹介しているが、中国ブランドのEVを評価する人としない人で意見が分かれていた。中国ブランドスマートフォンは質が高いので輸出用のEVも品質が高いはずだというベトナム人がいる一方で、ベトナム国内では中国製品の品質に対する評価はずっと低いと指摘するベトナム人もいた。

 ベトナムではバイクが主要な交通手段となっているが、圧倒的なシェアを獲得しているのが日本ブランドバイクだ。それで、中国ブランドの格安EVが「日本のバイク時代を終わらせるかもしれない」と予想するベトナム人がいた。しかし、中国のバイクメーカーが低価格を武器にベトナム市場に進出した際には、結局は「品質が低すぎて」日本ブランドに敗れた過去があるので、同じ轍を踏むのではないかとの意見もあった。

 この動画を見た中国のネットユーザーからは「偏見ではなく、実際に中国製品は日韓の製品と比べて品質で劣る」、「EVは航続距離がポイントだな。ベトナムは山が多いからEVは不向きだ」などと指摘するコメントが寄せられた。また、「頼むからバイクと同じ運命にはならないでほしい」と主張する声もあって、やはりベトナム市場での成功は難しいと感じている中国人ユーザーが多いようだった。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

中国の格安EVはベトナムで成功するのか、それとも日本のバイクに駆逐されるのか