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13年ぶりにレギュラーガソリンの全国平均価格(1月26日現在)が、170円を上回りました。安いときには100円を切ることもあるガソリンですが、ここまで高いと少なからず家計にも影響していることでしょう。そのため、政府が価格上昇制御のため「石油元売り」に補助金を出すことが決定したのですが、その施策が「ショボすぎて意味がない」と話題になっています。

27日から「石油元売り会社に」補助金

現在全国平均で1リットルあたり170円を超える異常事態となっている、ガソリン小売価格。政府は価格を抑えるため、1リットルあたり3.4円の補助金を石油元売り会社に補助金を出す施策を打ち出して実際されているのですが……これ、意味があるのかと話題になっています。

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参考:NHKニュース

ネット上は「ガソリン税をカット」を望む声

ガソリン税揮発油税及び地方揮発油税)は、ガソリン1リットルあたり53.8円という非常に高額な税金。そのうち約半額にあたる25.1円は暫定税率分であるため、そのカットを望む声が大半を占めています。

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・中抜き臭しかしないよね
ガソリン税をカットすればいいのに
・補助金ではなくガソリン税消費税掛けるの止めろ

暫定税率分には「トリガー条項」が設けられており、全国平均160円が3ヶ月続くと、暫定税率分(25.1円)がカットされるというもの。今回も当然その条件に該当するのですが、東日本大震災の復興財源ということで実施されておりません。

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・昨年中にトリガー条項凍結を解除しとくべきだったんだ
・なぜ政府はガソリンのトリガー条項の凍結解除を頑なに拒否するのだろう
トリガー条項では無いので、小売が下がることは無い

ちなみに筆者は東日本大震災の被災者ですが、政府からは一切補助も補填もありませんでした。特別復興所得税も満額支払っているんですよね……。

ガソリンスタンド「こちらではわからない」

実際にガソリンスタンドでお話を伺おうと電話をしたのですが「こちらでは現状先行きがわからないので、価格は変えていない」ということでした。石油元売りに補助金を出したところで、小売がどうすればいいのかわからないのは当然ですね。

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「本日だけでかなりのお客様に値下げの質問をされているのですが……」ということだったので、一体誰を助けるための補助金なのでしょうか、少々理解に苦しみます。

高騰し続けるガソリン価格。苦しむ庶民や企業を尻目に「補填」をすることで、ガソリンの小売価格は下がるのでしょうか……答えは既に出ているような気もしますけどね。

昨年10月時点で、既に1リットル164円60銭となっていたガソリン価格。この先は下落するという予想もありますが、このまま上昇していくと家計だけでなく経済にも悪影響を及ぼしそうです。

画像掲載元:photoAC



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ガソリン価格上昇で悲鳴、補助金より「トリガー条項」を凍結解除しろという声が上がる