日本代表は27日、カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選のグループB第7節で中国代表と対戦し、2-0で勝利した。

現在4勝2敗で勝ち点12の2位につける日本。11月の予選2試合で連勝を収め、順位も調子も上がってきたが、ホーム2連戦となる今回は、主将の吉田と冨安をケガで欠く不安の募るチーム編成に。

そんな中、注目のセンターバックは、谷口と板倉の最終予選初出場の2人がコンビを組むことに。脇を固めるのはお馴染み酒井と長友。中盤は守田、遠藤、田中が構成し、前線には南野、大迫、伊東が並んだ。

序盤から主導権を握るのは日本。7分にボックス手前に位置取っていた酒井がシュートを放つと、ゴール前の大迫が拾って改めてシュート。これは左ポストに当たって枠の外へ外れた。

いきなりビッグチャンスを作った日本は10分、立ち上がりから快足を飛ばす伊東が右サイドから上げたクロスが相手の腕に当たってPKを獲得。これを大迫が決めて、先制に成功した。

その後も日本はシュートシーンを次々と演出。20分の右CKの際には、デザインプレーで南野のシュートに繋げる。28分には右サイドからパスをつなぎ、最後は南野からパスを受けた大迫がボックス中央からシュートを放つが、GKの守備範囲。さらに38分にも、再び右サイドを起点にボックス中央の守田にパスが入ると、守田はこれをヒールではたき、南野の好機を演出。しかし、南野のシュートは枠の遥か上に外れていった。

結局、前半は1点にとどまった日本。2点目が早く欲しいところだが、58分に伊東の仕掛けから始まった完璧な崩しも、フィニッシュの大迫が枠に飛ばせず頭を抱えた。

その直後、大迫と長友を下げて前田と中山を投入すると、これがすぐに奏功する。61分、左サイドの高い位置をとった中山がフリーでクロスを上げると、ファーから飛び込んだ伊東が頭で合わせて、ようやく追加点が生まれた。

伊東の3試合連続ゴールでリードを広げた日本。その後は、警告でリーチがかかっている遠藤を下げて久保を投入し、次のサウジアラビア戦も睨んだ采配を見せる。

2点目以降は中国も攻勢を強めたことで、日本のポゼッションの位置がやや後ろに。それでも目立ったシュートシーンは後半半ばのFKしか許しておらず、危なげない試合運びを続ける。

そして、最後までクリーンシートを保った日本が2-0で勝利。4連勝でグループ2位をキープし、2月1日の首位サウジアラビア代表戦に臨む。

日本 2-0 中国
【日本】
大迫勇也(前13)【PK】
伊東純也(後16)

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