中国はどこに行っても静けさとは無縁と言える。良く言えば活気があるということだろうが、中国人が「日本の静かな電車」に乗ったらどう感じるのだろうか。中国メディアの網易は25日、日本の電車が静かな理由について考察する記事を掲載した。

 記事は、ある中国人が日本の電車に乗った時の感想を伝えている。もともと静かに本を読むのが好きだったため、初めて日本の電車に乗った時は、誰にも邪魔されず本が読める環境を気に入ったそうだ。日本では、電車内で本を読むのは何も珍しいことではなく、そもそも他人が何をしていようと気に留める人は少ない。他人に干渉せず、各自が静かに本を読んだり音楽を聴いたり、好きな時間を過ごしている。

 しかしそのうち、「誰にも気にされない」というのが、寂しくなってきたそうだ。中国の電車内で本を読んでいた時は、周りの人が遠慮なく見てきて、横に座って一緒に読み始める人もいたことを思い出したそうだ。日本では、他人をじろじろ見るのはマナー違反だが、中国では普通のことで、むしろ関心の表れということになるようだ。

 そのためこの人は、日本では周りに人がたくさんいても一人ぼっちのような気持ちになったようだ。「誰も自分の存在を意識しない」ことに物足りなさを感じ、「日本の電車の静けさの裏には冷酷さがある」と主張している。

 日本人は、他人に迷惑をかけたくないという気持ちが強く、互いに対して同意なく踏み込むことはしない。その一方で、中国人マイペースで他人に迷惑を掛けることも多いが、お互いさまなのであまり気にしないようだ。日中は隣国同士ではあるものの、他人への接し方や人間関係に対する考え方には大きな違いがあると言えそうだ。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)

日本の電車の「静けさ」の背後で、中国人が「物足りなさ」を感じた理由