事前連絡なしで無人駅に来ても、OKとなる方向です。

特定の駅で試行実施へ

JR東日本は2022年1月28日(金)、車いすを使用する利用客が無人駅で乗降する場合、乗降の手助けを乗務員が行う取り組みを始めると発表しました。

これまで無人駅での車いす乗降対応は、事前連絡を受けて、担当する近隣有人駅の駅係員などが現地に手配される形でした。今回、当該列車の運転士や車掌が携帯スロープを用いて直接作業を行います。

これにより、車いす利用者が無人駅を利用する際に、人員手配の手間や時間などが省けるほか、事前連絡が必須ではなくなり、より利用しやすくなるとしています。ただしJR東日本では「適切な対応を行えるよう、引き続き、事前に連絡いただくことを推奨しています」としています。

今回の試験的取り組みが行われるのは、仙石線小海線など5線区13駅で、3月12日(土)から当面の間となっています。

乗務員が車いすの乗降手伝いを行う(画像:JR東日本)。