このニュースは、ニコニコ超会議3超ユーザー記者tatsuroさんからの寄稿です。

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ニコニコ超会議3の併催イベントとして開催された第6回シンポジウムについてニコニコ学会βの発起人の一人でもある江渡浩一郎さんは開会前に以下の開催趣旨をSNS上において述べていた。

 
 

「充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない」SF小説家アーサー・C・クラークによる有名な言葉です。第6回ニコニコ学会βシンポジウムは、そ んな魔法を実現しようとする科学者が集まる楽園です。科学を使って魔法を実現したり、魔法を元に科学を実現したり。そんな不思議な現象を作り出したり、不 思議を解明したりしようとする人が集まります。科学によって実現される魔法の世界をどうぞお楽しみください。                 (江渡浩一郎 第6回ニコニコ学会βシンポジウム実行委員長

そして、開会のオープニングにおいて江渡浩一郎さんは網戸を転用して作成されたアミットスクリーン等を例にして、ニコニコ学会βの活動内容を分かりやすく説明している。

実際、26日午後部のセッション「科学と魔術」では、マジシャンでもある高橋ヒロキさんによるトリックショーが披露された(残念ながら自分はトリックを見破ることはできなかった)。

次いで、脳科学者の藤井直敬さんによる、ヘッドマウントディスプレイを使用した最新の仮想現実装置のプレゼンが続いた後には、物理学の研究者であると共に人気絵師でもあるJH科学さんが登壇されて、以下の自らの創作活動について解説をするという異例の展開である。

また、ニコニコ学会βが既存の「学会」におさまらずに、オフラインオンラインをつなぐユーザー参加型研究を推し進めるというのはニコニコ学会βにも参加しているメンバーによって作成・運営されているSongriumによるVOCALOID楽曲を分析した以下のニコニコ動画にも表れている。

ニコニコ学会βというのはニコニコ動画関連の団体の中でもきわめてユニークな組織だ。ユーザー参加型の学会を目指しており、幅広い分野から研究者が集まって日本最先端の研究を自発的に行っている。

ニコニコ学会β2011年12月6日ニコファーレで行われた第1回シンポジウムにおいて設立された。第1回シンポジウムの様子は今も以下のアーカイブにて視聴することができる。

さらにはニコニコ学会βは設立時のマニフェストにおいて5年間という期間を区切って活動をすることを宣言している。今回の第6回シンポジウムの実行委員長でもある江渡浩一郎さんによると、設立された2011年から5年後に活動に一区切りをつけて、発展的に組織のあり方を捉えなおすことを予定している、とのことである。