父・娘・親子・けんか・説教

10代の娘が出産し、自らの手で子供を育てることを決意した。そんな娘をサポートしてきた父親だが、土日のベビーシッターをある理由から断ったことを掲示板に投稿したところ、賛否両方の意見が集まった。『Sun』など海外メディアが報じている。


■妊娠した娘に3つの選択肢

ある父親が海外の人気掲示板『Reddit』に、娘に取った対応の是非について尋ねたことで、大きな話題を集めた。

17歳になる娘の妊娠が発覚したとき、父親はまだ学生である彼女に「中絶」「出産して養子に出す」「自分で育てる」という3つの選択肢を与えたそうだ。


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■赤ちゃんは自分で見る約束

娘が「自分で育てる」ことに固執したため、父親はその決断を受け入れた。そして大学を卒業するまでは娘の学費、孫のオムツ・衣服・保険などの諸経費を支払うことに、同意したそうだ。

しかし、この時もう1つ娘と約束したことがあった。それは、「学校や勉強の時間以外は、赤ちゃんの面倒は自分で見る」というものだったという。

■土日のシッター利用は不許可

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、娘が学校に行っている間、孫は保育園に預けるのではなく、ベビーシッターを雇うことにした父親。そんなある日、娘がベビーシッターに「土日も来れないか」と聞いていることを知ったという。

娘に理由を尋ねると、「友達とパーティに出かける」「約束したのはわかってるけど、学校と赤ちゃんしかない人生でいっぱいいっぱい」と、泣きながら答えたそうだ。

父親は娘を抱きしめ、赤ちゃんを自分で育てると決めた以上は責任を持つべきだということ、そして自分がいかに恵まれた環境にいるかを、諭したという。


■父親に賛否両方の声

葛藤する父親が、こうしたやりとりについて意見を求める投稿をしたところ、賛否両方の声が集まった。

ある人は「父親の言いなりでオフの時間もなく過ごしてきた娘が、学生や母親以外でやりたいことを言えたのは、これが初めてに聞こえる」と、父親の態度に憤慨したコメントを投稿した。

一方で「娘さんが自分で決めたのだから仕方ない。若いお母さんたちで、もっと厳しい状況で頑張ってる人もたくさんいる」と、父親に共感する人も多数いる。

この男性の娘のように、まだ若く学生のうちに子供を産み、育てていくには相当な覚悟が必要だろう。自分の生活がどう変わるかを理解していたつもりでいても、同年代の友人たちが遊ぶ姿を目にすると、その覚悟は揺らいでしまうのかもしれない。

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(文/Sirabee 編集部・原田パラン

10代で母になった娘に「自分の選択だ」 土日のシッター利用を断った父親に賛否