デンマーク代表MFクリスティアン・エリクセン(29)がブレントフォード移籍が決定的なモノとなったようだ。

イギリススカイ・スポーツ』は、エリクセンがブレントフォード加入に向けて実施したすべてのメディカルチェック、イギリスの労働許可証の取得の問題をクリアしたと報じている。

これにより、エリクセンはトーマス・フランク率いるチームと半年間の短期契約にサインする見込みだ。

昨年6月に行われたユーロ2020のフィンランド代表戦で、試合中に卒倒したエリクセンピッチ上での迅速な心肺蘇生もあって、無事に一命を取り留め、後に植え込み型除細動器(ICD)を装着する手術を受けていた。

その後、デンマーク代表MFは現役続行の意思を示したが、イタリアのスポーツ界ではICDを装着したままプロスポーツの活動ができないという規則によって、先月半ばにインテルとの契約を双方合意の下で解消。

以降はユース時代に在籍した古巣オーデンセで個人トレーニング。スイス3部のFCキアッソ、同じく古巣のアヤックスでより実戦的なトレーニングを積み、新天地を探していた。

そういった中、デンマーク資本でフランク監督を含め同胞が多数在籍するプレミアリーグのブレントフォードが有力な新天地候補に浮上していた。

カタールワールドカップ(W杯)出場の夢も明かすエリクセンは、プレミアリーグ史上初となるICD装着のプレーヤーとして、約7カ月ぶりの戦列復帰を果たすことになる。

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