軍艦としての艦番号もちゃんとあります。

風力と太陽光がエネルギー源

アメリカ海軍は2022年1月27日(木)、ペルシアバーレーン沖合で新型の無人水上艦(USV)の運用を開始したと発表しました。

新型USVは「セイルドローン」と呼ばれ、その名のとおり、風を推進力に利用するため、船体上部に「帆」を立てているのが特徴です。サイズは全長23フィート(約6.9m)、高さは16フィート(約4.8m)で、一部には太陽光パネルも設置されており、それで発電もするようになっています。

所属はアメリカ海軍第5艦隊で、昨年、2021年12月12日からヨルダンのアカバ湾で始まった評価試験では、無補給で30日以上、連続運用し続けることに成功したそうです。

発表によると、2022年2月にペルシア湾で開催予定の国際海上演習(IMX 2022)にも「セイルドローン」は投入される予定とのことで、ほかにも参加各国のさまざまな無人システムが集まることで、IMX 2022は世界最大の無人システムによる演習になるとしています。

※一部修正しました(2月1日10時05分)。

アメリカ海軍第5艦隊がペルシア湾で運用を開始した無人水上艦「セイルドローン」(画像:アメリカ海軍)。