3世代約100年にわたる女性たちの人生を描く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。1月31日放送の第63回では、るい(深津絵里)とジョーこと錠一郎(オダギリジョー)の娘・ひなた(新津ちせ)が初登場。さっそく“ひなたちゃん”がTwitterのトレンド入りする反響を呼んだ。(以下、ネタバレがあります)

【写真を見る】キリッ…!オモチャの刀を構えるひなたが可愛い

「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイル。第14週「1965-1976」からは、安子(上白石)の孫でるい(深津)の娘・ひなたの人生を描く“ひなた編”が始まっている。第63回では、子供時代のひなたの日常が描かれた。

大阪を出て、京都で回転焼き屋さんを始めたるいと錠一郎。その2人の間に生まれた女の子は、2人にとって大切な曲「On the Sunny Side of the Street」にちなみ“ひなた”と名付けられた。

ひなたは、錠一郎の影響で時代劇が大好き。初登場時のセリフも、回転焼きを巡ってケンカする同級生たちに言い放った「よさぬか!善良な民の糧を奪うとは、不届き至極!成敗いたす!」。時代劇を見て覚えたのであろう古めかしい言い回しからも、かぶれっぷりがうかがえる。

そんなひなたは今、小学4年生の夏休みを満喫中。両親の愛情をその身いっぱいに受け、宿題は後回しで遊びまわる、明るく元気いっぱいの女の子として描かれている。両親の古い知り合い・野田一子(市川実日子)の娘・一恵(清水美怜)と仲良しなのも、「カムカム」ファンにとっては嬉しい設定だ。

幼少期のひなたを演じるのは、劇団ひまわりに所属する現在11歳の子役・新津ちせちゃん。「パプリカ」を歌う5人組ユニット「Foorin」のメンバーとしても活躍した。父親がアニメ監督の新海誠氏であることもよく知られている。

■新津ちせちゃん、特技はダンス、バレエ、日本舞踊…多才!

幼い頃から子役として活躍するちせちゃん。連続テレビ小説は「エール」(2020年、NHK総合ほか)でヒロイン妹・梅の幼少期を演じ、2作目の出演となる。

そのほか、主な作品だけでもドラマ「極主婦道」(2020年、日本テレビ系)で主人公一家の娘の親友・ユキちゃん役、「高嶺のハナさん」(2021年、テレビ大阪ほか)で主人公・華の幼少期、「サ道2021」(2021年、テレビ東京系)ではメインキャストのひとり“偶然さん”(三宅弘城)の娘・明日菜役などを務めてきた。

劇場版アニメ神在月のこども」(2021年)のヒロイン・カンナの幼少期役や、映画「ディリリとパリの時間旅行」(2019年)のディリリ役、映画「アナと雪の女王2」の幼いアナ役などアニメ作品の声優としても活躍。実写映画「駅までの道を教えて」(2019年)では、映画初主演を飾っている。

若干11歳にして、華やかな経歴を持つ新津ちせちゃん。事務所公開のプロフィールによると、特技はタップダンス、クラシックバレエ、日本舞踊、ピアノ、漢字検定5級、書道7段と、多才ぶりも目を引く。「カムカムエヴリバディ」でも重要なモチーフになる“英語”も特技のひとつだという。

「カムカムエヴリバディ」ひなた役では初登場シーンから、明るく元気いっぱいの女の子を可愛らしく演じている。視聴者からは「ひなたちゃんののびのび幸せそうな感じに癒される!」「愛情深い両親に育てられたほがらかな感じがいい」「ひなたの道を育ってきた子っていう感じ!」と、早くも好感の声が上がり、Twitterでは「ひなたちゃん」がトレンドトップ10に浮上する注目を集めた。

三世代100年にわたる物語の締めくくりを飾ることになるひなた役。その人となりを語る上で重要な幼少期ひなたを演じるちせちゃんの演技に注目だ。

「カムカムエヴリバディ」第63回より (C)NHK