カニエ・ウェストがオーストラリアを訪問するには、新型コロナウイルスのワクチン接種完了が必要であるとスコット・モリソン豪首相が正式に通達した。
噂されている彼のオーストラリア・ツアーはまだ確定していないが、モリソン首相は事実関係を明確にした。モリソン首相は最近の記者会見で、過去に反ワクチンを表明していたカニエについて、海外渡航者が行う手続きに従う必要があることを改めて強調し、「ワクチン接種を完了させることがルールです。それが規則です」と述べた。
テニスの全豪オープンの前にワクチン接種の証明書を提出しなかったために強制帰国となり、世界中の注目を浴びたテニス選手のノバク・ジョコビッチの件に遠回しに触れながら、「ここ最近皆さんも目にしたと思いますが、この規則は全員に該当します」とモリソン首相は付け加えた。
記者のカニエに関するコメントに対し、モリソン首相は「誰であるかは関係ありません。それが規則です」と回答した。「ルールに従えば、入国ができます。ルールに従わないなら、入国できません」と断言した。
ダン・ティーハン貿易・観光・投資大臣は、カニエのビザ申請書にはアレックス・ホーク移民相のゴム印が必要であると指摘した。「彼は、他のすべてのビザ申請書と同じように、（カニエの）ビザ申請書を見るでしょう」とダン・ティーハンは説明した。「私は、すべてのオーストラリア国民に、この件が真摯に検討され、他のビザ申請書と同様に、承認されるためには、オーストラリアのルールと手順に従わなければならないことを保証します」と述べた。
シドニー・モーニング・ヘラルド紙などは、カニエが【コーチェラ】でのパフォーマンス前となる今年3月に豪メルボルンのマーベル・スタジアムで公演を行うと推測している。しかし、現段階では何も確定しておらず、カニエのワクチン接種状況も明らかになっていない。
カニエは先日、『Donda 2』を2月22日にリリースすると発表した。彼の亡き母の名を冠した『Donda』の続編となる本作は、彼の10枚におよぶスタジオ・アルバムの中で初の続編プロジェクトとなる。
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