リヨンが、アーセナルフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットの復帰に関心を示しているようだ。2日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。

 同メディアによると、ラカゼットアーセナルとの現行契約が2022年6月末で満了になり、この冬からイングランド国外のクラブと自由交渉・契約の事前締結が可能となる。そのラカゼットを巡って、2017年まで同選手が在籍したリヨンが復帰に向けて動いていることを伝えている。

 また、同クラブのジャンミシェル・オラス会長も、トッテナムがローン移籍で古巣復帰を果たしたフランス代表MFタンギ・エンドンベレ獲得を発表した場で、レアル・マドリードフランス代表FWカリム・ベンゼマとともに関心を持っていることを認めている。

「彼は我々に興味を持っている。興味深いプロフィールを持っており、常に彼と連絡を取り合ってきた」

「これはブルーノ・チェイロウ(スポーツディレクター)によってもたらされたアイデアの一部だ。我々が考えるに、ラカゼットベンゼマよりもアクセスしやすい」

「我々は、フリーになるプレイヤーとして出来るのかどうかを見極めなければならないが、我々(の候補者)は、1人ではない」

 現在30歳のラカゼットは、リヨンの下部組織出身。2009年夏にトップチーム昇格を果たすと、2014-15シーズンにはリーグ・アン得点王を獲得(27ゴール)。2017年夏の移籍市場では移籍金4700万ポンド(約66億円)でアーセナルに移籍し、2020年にはFAカップ優勝にも貢献した。2021-22シーズンは、プレミアリーグ16試合に出場し、3ゴール3アシストを記録。2月からはキャプテンマークを巻く機会も増えている。

 得点以外の部分でもチームへの貢献度が非常に高く、アーセナルサポーターからは残留を求める声も少なくないラカゼット。しかしながら、このまま古巣復帰という決断を下すのだろうか。

今夏で契約満了のラカゼットが古巣復帰か? [写真]=Getty Images