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ロサンゼルス市警察(以下、LAPD)が現地時間2日、シルバーレイクで先月16日に発生したひき逃げ事故の映像を公開した。自転車に乗っていた28歳の男性に衝突した車は未だ見つかっておらず、LAPDは情報提供者に約57万6千円(5000ドル)の報奨金を支払うことを約束している。

ひき逃げ事故が起きたのは先月16日午後4時20分頃で、事故の様子は後方を走っていた車のドライブレコーダーが捉えていた。

動画では、片側2車線(本線)の右側を走る自転車の後方から、シルバーのヒュンダイ・エラントラが走っているのが見て取れる。

自転車はちょうど側道が本線に合流する地点に差しかかっており、乗っていた男性が右側後方からやってくる車を確認した直後、ヒュンダイ車が衝突した。

この衝撃で男性は体勢を崩して引きずられ、隣の車線に転がり出された。しかし潰された自転車を置いて立ち上がると歩道へと走って逃げ、奇跡的にかすり傷だけで済んでいる。

一方でヒュンダイ車の運転手は衝突直後にブレーキを一度だけ踏んでいるが、スピードを落とすことなく走り去っている。『Inside Edition』によると、ドライブレコーダーで事故の様子を捉えていた車はヒュンダイ車の後を追ってみたものの、身の危険を感じて途中で追跡をあきらめたという。

LAPDによるとヒュンダイ・エントラは2012年から2016年製で、この事故で右側フロントエンドパネルが壊れ、右前輪のホイールカバーが外れたとみられている。LAPDのホアン・カンポス刑事(Det. Juan Campos)は「もしこれがどうしても避けられない事故だったとしたら、車の運転手は罪を免れることができたでしょう。運転手は身元を明かすことも、事故に遭った男性を助けることもしなかったため犯罪になってしまったのです」と述べ、情報提供を呼びかけた。

なお動画を見た人からは「なぜ自転車が車道? 私の国ではサイクリング専用レーンがある。これは危険」「車が盗難車か、運転手が飲酒していたか、何か事情があったから逃げたのだろうね」「運転手は携帯を使用中で自転車が見えなかったのでは?」「車は故意にぶつかってない?」「自転車が悪いのでは? 車の前に移動しているよ」「この道路の朝夕の混雑は酷い。自転車に乗る勇気はないね」「これは怖いね」「よく助かったね」「奇跡的だよ」「自転車はヘルメットを被るべき」といったコメントがあがっている。

ちなみに先月には、LAPDのヘリコプターの追跡を受けていたオートバイが乗用車と正面衝突する事故が発生した。この時の様子はローカルニュース『CBS Los Angeles』で生放送され、多くの人が衝撃を受けていた。

画像は『LAPDCTD 2022年2月3日付Twitter』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

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