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(イラスト:マユボンヌ)

その霊能力のために、楽屋では霊視を求める先輩芸人たちが行列をつくることもあるという、吉本興業所属の“霊がよく見える”芸人・シークエンスはやとも。『ポップな心霊論』は、そんな彼が人生で見てきた霊たちや霊現象などを紹介していくコラム連載!

【相方の家にけっこう怖い幽霊がいます】

僕が所属しているお笑いトリオウォーリージャパンのYouTubeチャンネルを開設しました。この連載の読者の皆さんにもぜひ登録してほしいので、とくに反響が大きかった企画の内容を少し紹介しますね。

相方のりゅうたろうの家を霊視しに行ったんですが、けっこうヤバい幽霊がいたんです。

それは、首つり自殺をした男の人の霊で、キッチンの換気扇の前にぶら下がっていました。

実際にその家で亡くなったわけじゃなさそうでしたが、たぶん昔住んでいた人とか、なにかしら縁のある人なんだと思います。

最近のりゅうたろうは、繊細で落ち込みやすい部分が目立っていたのですが、この幽霊の影響もあったのかもしれません。

このあと、りゅうたろうはすぐに引っ越したんですが、新居にはとくに悪いものはいなかったので一安心です。ただ、誰もいない部屋からたまに物音がするそうで。

たぶん、僕があげたライターのせいなんですよね。富士の樹海で拾ったものを押し付けたんですけど、悪いことしたなって思います(笑)。

でも、そのライターを拾ってから仕事が増えたし、僕にとっては幸運のお守りだったんですけどね。

PROFILE

シークエンスはやとも

1991年生まれ。吉本興業所属。『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)などで見せた芸能人の霊視も話題に。自身のYouTubeチャンネルでも心霊話を配信中。昨年8月には本連載をまとめた初の著書『ヤバい生き霊』(光文社)が発売された。