稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾の3人によるレギュラー番組「7.2新しい別の窓 #47」(以下、「ななにー」)が、ABEMA SPECIAL2チャンネルにて2月6日に生放送された。

【写真を見る】深い関係性ゆえの着眼点で草なぎ剛を人狼だと疑った香取慎吾

毎月第1日曜日に、7.2時間の生放送を予定している「7.2新しい別の窓」は、SNSを通じ、視聴者とつながる企画を盛りこむなど、SNSを本気で遊び倒す世界初の「SNSバラエティ」だ。

■「ななにー人狼」

今回の「ななにー」では、1年ぶりに人気企画「ななにー人狼」が、全4回にわたり開催された。

今回は、新型コロナウイルスの影響を受けて、初のリモート開催となり、空気感がつかみづらいリモートでの対戦が「ななにー人狼」とマッチし、「ななにー」史に残るだましあいに発展、白熱した対戦となった。

特に盛りあがりをみせたのは、「俳優トーク」に参加した尾上松也寺脇康文が参加した、最後の第4戦目で、最初に、尾上が人狼だと疑われ追放されると、「僕を(人狼に)選んだ人は、人を見る目がないな、と思います」とうらみ節を吐く。市民であることが明らかとなった尾上は、「EXITのりんたろー。さんがあやしいかな…」と、尾上を疑ったりんたろー。を人狼だと予想する。

続く人狼追放会議にて、りんたろー。に人狼票が集中すると、「でも、市民だっていう強い証拠がないからな…」と歯切れの悪い発言が飛び出し、その発言のとおり、りんたろー。が人狼だったことが明らかとなると、「いやぁ…嘘がつけなかったっす」と反省する様子をみせていた。

りんたろー。が追放され、人狼側がやや劣勢な状況が続くものの、人狼と市民の抗戦は続き、最後は草なぎ、香取、寺脇、兼近大樹の4人による人狼追放会議が行われた。「兼近さんが人狼だ」と主張する草なぎと、「寺脇さんが人狼だ」と力説する兼近による、一歩も引かない話しあいが続くが、最後に人狼票が集まったのは、なんと草なぎで「(人狼は)EXITだよ!これ!!」と絶叫するも、その抵抗もむなしく追放されてしまう。

しかし、その瞬間に市民側の勝利が発表され、それまで、ずっと“市民ムーブ”と称される、市民らしい言動をずっととってきた草なぎが、人狼だったことが明らかになる。

また、香取が最後の最後で草なぎを人狼だと疑った理由として、「ふだんだったら(草なぎが人狼だと疑われると)“慎吾ちげーよ!”って言うはずなのに、そうじゃない反応をしたから」と深い関係性ゆえの着眼点を見出すと、草なぎも「そこ、迷ったんだよー…」とくやしそうな表情を浮かべていた。

尾上松也寺脇康文のターニングポイント

「俳優トーク」のコーナーでは、尾上、寺脇を招き、ふたりのターニングポイントを年表を見ながらふり返っていった。

寺脇は、香取が主演を務めたドラマでの共演を機に、お中元を贈りあう仲であることを告白すると、尾上も「ななにー」への出演が三度目になることもあり、和気あいあいとした雰囲気のなか、トークが弾んだ。

まず、寺脇のターニングポイントとして、1996年に三宅裕司主宰の劇団スーパーエキセントリックシアターののれん分けというかたちで岸谷五朗と結成した地球ゴージャスについて触れると、「人間性がまったく違うけれど、何がいい、何が悪いという感性がピタッと一緒で、どんなことがあってもぶれずに、同じ方向を向いていける」と岸谷との関係性を話す。「彼(岸谷)がいなかったら、舞台もずっとやっていなかった」と続け、信頼の厚さを語った。

また、2000年から水谷豊とダブル主演ではじまった「相棒」(2000年~、テレビ朝日系)もターニングポイントと語った寺脇は、実は「相棒」での衣装に“MA-1”を選んだのは自身のアイデアだったことを話すと、「毎シーズン、6着ほど用意があるのに、いつも同じものを着ていると思われている」と、茶目っ気たっぷりなコメントをした。

一方の尾上は、1990年に二代目尾上松也を襲名し、初舞台にあがると、2012年に出演した、蜷川幸雄氏演出「ボクの四谷怪談」がターニングポイントだったと語る。

30歳を前に、最後のチャンスだと思って出演した作品だったと当時をふり返った尾上は、ソロで歌うシーンで蜷川氏から何度もダメだしを受け、それでも食らいついた経験が、役者としても大きく成長する作品だったと感慨深げに話した。

稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾によるレギュラー番組「7.2新しい別の窓」/(C)AbemaTV,Inc.