株式投資において、配当利回りを起点に銘柄を選ぶ人もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は日経平均株価の構成銘柄に採用され、かつPBRが1倍以下となっている銘柄での配当利回りランキングをご紹介します。

日経平均株価採用&PBR1倍以下の配当利回りランキング

では、早速見ていきましょう。

1位  JFEホールディングス(5411)
PBR:0.48倍、配当利回り:8.98%

2位  日本製鉄(5401
PBR:0.56倍、配当利回り:6.97%

3位  住友商事(8053)
PBR:0.81倍、配当利回り:5.93%

4位  コニカミノルタ(4902)
PBR:0.5倍、配当利回り:5.81%

5位  双日(2768)
PBR:0.66倍、配当利回り:5.34%

6位  神戸製鋼所(5406)
PBR:0.29倍、配当利回り:5.20%

7位  あおぞら銀行(8304
PBR:0.62倍、配当利回り:5.20%

8位  日本郵政(6178
PBR:0.28倍、配当利回り:4.90%

9位  みずほフィナンシャルグループ(8411)
PBR:0.45倍、配当利回り:4.88%

10位 長谷工コーポレーション(1808)
PBR:1倍、配当利回り:4.78%

※データは2022年2月8日の終値ベース

こうして見ると、鉄鋼株や資源株、銀行株が多いことがわかります。

また、1位のJFEホールディングスのPBRは1倍どころか0.5倍も下回っており、配当利回りは9%近い状況となっています。

「LIMO[リーモ]の今日の記事へ」

鉄鋼株、資源株、銀行株の動向

PBRが低い」「配当利回りが高い」ということは、必ずしも「PBR1倍まで株価が必ず上昇する」「高配当が続く」というわけではありません。

業績が悪ければ、株価の下落は続き、配当利回りは高くとも配当金額が減っていくという可能性は大いにあります。

そこで、先ほどのランキングに多く見られた鉄鋼株、資源株、銀行株の置かれた状況を簡単に振り返ります。

鉄鋼株・資源株

新型コロナウイルスの世界的な蔓延を受けて経済活動が鈍る中、工業の起点ともいえる鉄鋼業と資源業も厳しい事業環境が続いています。

「コロナがいつ収束するか」「各国でどのような財政政策がとられていくか」などが今後の注目点でしょう。

銀行株

銀行業の業績は金利動向の影響を大きく受けます。

米国金利は利上げ観測を背景に足元で高水準で推移していますが、今後どのような推移を辿るかが大きな注目点でしょう。

そのほか、支店の統合などを背景にどれだけコスト削減を進められるかも、ポイントかもしれません。

まとめにかえて

今回は日経平均株価採用&PBR1倍以下の配当利回りランキングを紹介しました。

また、ランキング上位に連なる鉄鋼株、資源株、銀行株の動向にも触れました。

今後も要注目です。

参考資料