タレントで俳優の香取慎吾が9日、ネットショップ作成サービス「BASE」の発表会に登場した。CMに出演するだけでなく自身のファッションブランドのネットショップを「BASE」を利用して運営している香取だが、街中ではいつも“ある人”を探しているという。そんな香取を差し置いて、草なぎ剛は「2回ぐらい見かけたことあるよー」と言っていたそうだ。

創業10年目で創業初となる大規模カンファレンス「BASE CONFERENCE」に出席した香取慎吾。香取はスタイリストの祐真朋樹氏とともにファッションブランド「ヤンチェオンテンバール」を手掛けているが、首に巻いた同ブランドのストール(ブランケット)は香取によるアート作品「MEKKEMON」をアイテムに落とし込んだもの。そして足元には同ブランドとコンバースが初コラボして香取のアートを取り入れたスニーカー「NEW WORLD」が華を添えていた。

「毎シーズン、自分で絵を描いてそのアートをファッションに落とし込んでいる」と同ブランドについて説明した香取。ネットショップ開設数が170万を突破した「BASE」だが、香取も「僕のBASEのオーナーでして。自分の洋服のブランド『ヤンチェオンテンバール』のネットショップを開いています」と明かした。同ブランドは現在東京・丸の内に路面店を構えているものの、ネットショップを開設したことで「そこに足を運べない方にも手に取ってもらえて幸せ」と笑みを見せた。

そんな香取はこれから「10年で挑戦したいこと」を質問されて、「街で見かけるヤンチェオンテンバール」と書いたフリップを披露した。「今も常にもう毎日、街中を見ながら『自分の作った洋服着ている人いないかな?』『靴履いている人いないかな?』」と目を凝らしている香取は「ニュースでも渋谷の映像とかすっごい見てます」と自身のブランドアイテム探しを欠かさないという。「まだまだ小さなブランドなのでなかなかお目にかかれないんですよ」と現状を述べて「10年経ったときには一日1回は街で見かけられるようになったら嬉しい」と期待を込めた。

さらに「まだないんですが、バッタリ僕の絵が描いてあるコート着ている人を見つけたら、車停めて降りてって『ありがとう!』って一緒に写真撮ってもらいたいんですよ」と願望を口にした香取だが、この話を草なぎ剛にしたという。すると草なぎは「えー、2回ぐらい見かけたことあるよー。ヤンチェの服、着ている人見たよ」とあっさり返してきたそうで、香取は「僕より彼の方が(見かける機会が)あった」と残念がった。草なぎも街中で香取が作った服を着ている人をチェックしているのではないかと司会者から聞かれると、香取も「そうですね、(チェック)してくれているんですね」と頷いていた。

しかし10年前にはブランドを手掛けることも全く想像していなかったという香取。「自分は買うのが好きだから」とどちらかというとショップは持たない意向だったそうだ。「一人だったらやっていないかもしれない」と祐真朋樹氏の存在が大きかったというが、現在ショップのオーナーとなり「楽しいです」と顔をほころばせた。

「これから先の10年もどうなっているのか。(これまで先のことを)あまり想像してこなかったので逆に楽しみですよね」と香取慎吾。「今を必死に一生懸命前を向いていた」というスタンスは10年前も今も変わらないそうだ。
(TechinsightJapan編集部 取材・文:関原りあん)

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