俳優の木村拓哉2月5日兵庫県神戸市の「ワールド記念ホール」でソロツアー「TAKUYA KIMURA Live Tour2022 Next Destination」の初日を開催。ステージ上でネットニュースについて反論したことを2月6日、ニュースサイト「週刊女性PRIME」が報じた。

 同記事によると2年ぶりとなるライブで木村は冒頭で2曲歌い終わった後にひと息ついて「Yahoo(ニュース)見ましたよ。【木村拓哉ライブツアーに不安。頼みの綱はSMAPの遺産】って書いてあったんだけど」とネットニュースについて触れたという。

 これは1月31日に配信された「東スポWeb」の記事「木村拓哉“ライブツアーの不安”を吹き飛ばす切り札は『SMAPの遺産』」のことであり、その内容は新アルバムの売り上げから木村のソロとしての限界説を唱えつつ、SMAP解散後に木村はジャニーズに残ったため公の場でSMAPを歌うことができ、その“SMAPの遺産”こそが切り札になる、というもの。

 実際に曲の著作権を保持しているのはジャニーズ事務所で、退所した稲垣吾郎草なぎ剛香取慎吾らの「新しい地図」、中居正広らはSMAPの曲を歌っていない。

 しかし、木村は「勝手に遺産にしてんじゃねえよ! うちらの中でSMAPの曲は“財産”なんだよ! 今はこんな時期だし、次はこの曲行くしかねぇな!」と発言。後ろ向きな“遺産”ではなく前向きな“財産”とし、さらに木村個人ではなく“うちら”とメンバー全員のものと熱弁して、SMAPの代表曲「がんばりましょう」につなげたという。

 ネット上には木村の発言に対して《SMAPほんとに好きだったから、なんかジーンときた》《「うちら」ってのがいいね》《財産なんだって言ってもらえたの、ほかのメンバーも嬉しかったと思うよ》など称賛の声が殺到した。

「木村は20年2月に自身のラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』の中で、ライブでSMAPの曲を歌うことについては『俺は一方的に客席のみんなが喜んでくれるのであれば、やりたいと思ったから「SMAPの曲、俺はやりたいんだけど、どう思う?」って言ったら、スタッフが一緒になって考えてくれた』と明かしています。一部のファンの間では木村1人がSMAPの曲を歌うことについて反発の声もありますが、逆の見方をすればメンバーの中で木村1人だけが歌い継いでいるということでもあります。全員が芸能界に残っているのに誰も歌わなくなるとそれこそ“遺産”になってしまうので、木村はそれを避けたいのでは」(芸能記者)

 ジャニーズ事務所に残る選択をしたことでSMAP解散のきっかけを作ったとも言われる木村。実はいちばん再結成を望んでいるのは木村なのかも?

(柏原廉)

アサジョ