プレミアリーグ第25節が13日に行われ、トッテナムとウルヴァーハンプトン(ウルヴス)が対戦した。

 連敗中のトッテナムは、9日に行われた前節サウサンプトン戦からスタメンを3枚変更。両翼にはライアン・セセニョンと古巣対戦のマット・ドハーティが入り、ロドリゴ・ベンタンクールが加入後初先発を果たした。一方、ピエールエミール・ホイビュルクは2020年夏に加入して以降、リーグ戦では初のベンチスタートとなった。

 試合は6分にウルヴスが先制する。ルベン・ネヴェスのミドルシュートが相手GKウーゴロリスに防がれ、こぼれ球に反応したレアンデル・デンドンケルのシュートもロリスに阻まれる。それでも、2度目のこぼれ球をしっかりとラウル・ヒメネスが押し込んだ。

 トッテナムは18分、ロリスの横パスがずれると、回収したベン・デイヴィスもクリアに失敗。自陣の深い位置でウルヴスにボールを奪われる。ダニエル・ポデンセのシュートはダビンソン・サンチェスブロックしたものの、こぼれ球がベンタンクールに当たって跳ね返り、さらにポストにも当たってゴール前にこぼれる。これをデンドンケルに押し込まれ、ホームチームは早い時間に2点を追いかける展開となった。

 試合の主導権を全く握れないトッテナムアントニオ・コンテ監督は、28分に早くも1枚目の交代カードを切る。セセニョンを下げてデヤン・クルゼフスキを投入し、システムを4-2-3-1に変更する。

 2点のビハインド折り返しトッテナムは65分に決定機。セットプレーの流れからハリーウィンクスが強烈なボレーシュートを放つと、ボールはブロックした相手DFに当たって軌道が変わり、左のポストに阻まれた。

 トッテナムは77分、ウィンクスが左に浮き球を供給し、デイヴィスが頭で折り返す。ペナルティエリア手前で受けたクルゼフスキが左足を振り抜きゴール右下を狙ったが、惜しくも枠を捉えることはできなかった。

 トッテナムは89分にも決定機到来。右コーナーキックからソン・フンミンがアウトスイングのボールを送ると、クリスティアン・ロメロが頭で合わせる。しかし、ジョゼ・サのファインセーブに阻まれた。

 試合はこのまま終了し、トッテナムリーグ戦3連敗、ウルヴスは2試合ぶりの白星となった。

 次節、トッテナムは19日にアウェイでマンチェスター・Cと、ウルヴスは20日にホームでレスターと対戦する。

【スコア】
トッテナム 0-2 ウルヴァーハンプトン

【得点者】
0-1 6分 ラウル・ヒメネス(ウルヴァーハンプトン)
0-2 18分 レアンデル・デンドンケル(ウルヴァーハンプトン)

トッテナムとウルヴスが対戦した [写真]=Getty Images