ハードテック・スタートアップ特化型投資ファンドを運営する株式会社Monozukuri Ventures(本社:京都市及び米国ニューヨーク市、CEO:牧野成将)は、株式会社Rutilea(ルティリア、本社:京都府左京区、代表取締役:矢野貴文)へ出資を実施しました。

Rutileaは、AIによる労働者不足の問題を解決することを目的としたスタートアップです。2019年9月公開のオープンソースソフトウェア「SDTest」は約半年でダウンロード500社達成し、これまで国内大手製造業社の検査工程の自動化/意思決定の高度化の観点から労働生産性向上のDXを実現してきました。これまでの、DX知見をもとにノーコードでディープラーニングとルールベースの画像処理アルゴリズムを開発できるImage Proをリリースしました。


Image Proは、目的に応じたアルゴリズムの変更が可能であり、個々の課題に見合ったソリューションを顧客自身が無償で検証できます。ユーザー企業の負担は追加機能の開発のみになるため、大幅なコストダウンを実現できます。
  • 導入事例(金型鋳造メーカー
工場で使用する刃具の保守作業(検査・データ管理)にかかる人件費や作業員の負担軽減を目的にRutileaのソフトウェアを導入しました。追加開発として刃具の刃面を正面と側面から撮影し、傷の有無や刃先の欠けを検出する自動化装置の開発と、検査装置までの運搬・仕分け作業を行うロボットを開発し、作業者の負担軽減と年間800万円の人件費削減を実現しました。

詳細:
https://www.rutilea.com/ai%e3%82%92%e7%94%a8%e3%81%84%e3%81%9f%e5%88%83%e5%85%b7%e3%81%ae%e8%87%aa%e5%8b%95%e6%a4%9c%e6%9f%bb%e8%a3%85%e7%bd%ae/
AIを用いた刃具の自動検査装置ソフトウェア
AI全体の国内市場規模は2018年で5300憶円、その市場は2030年に向けて4~5倍に拡大する見込みです。また、製造業(プロセス製造業や組立製造業)用途は、金融業界に次いで多く、市場の20~30%を占めています※1。これまでに製造業グローバルメーカーからの戦略的パートナーシップもあり、今後さらなる進出が期待されます。

Monozukuri Venturesはハードテック・スタートアップへの投資と、試作・量産コンサルティングを通じて、世界中の起業家が高品質の製品を、少量でも素早く生産・販売することができる世界の実現を目指しています。
2021年2月には日米のハードテック・スタートアップにフォーカスした「Monozukuri 2号ファンド」の一次募集完了を発表しました。今後も引き続き国内機関投資家や事業会社と共に、世界に進出するハードテック・スタートアップを支援してまいります。

※1 2019 人工知能ビジネス総調査(富士キメラ総研)
  • Rutileaについて
設立日:2016年9月16日
所在地:京都府京都市左京区下堤町82恵美須ビル3階
代表取締役:矢野貴文
事業内容:デジタルツイン上での最適化、撮像/ピッキング/検査の自動化など
URL:https://www.rutilea.com/company/
  • Monozukuri Venturesについて
株式会社Monozukuri Venturesは、京都とニューヨークを拠点に、ハードテック・スタートアップへのベンチャー投資ファンドの運営と、ハードウェアの試作・製造に関する技術コンサルティングを提供する企業です。

2020年1月に、Makers Boot Campを運営する株式会社Darma Tech Labs(京都市)と、FabFoundry, Inc.(ニューヨーク市)が、2社のハードテック・スタートアップ支援の経営資源を結集して発足しました。MZVが運営するMBC試作ファンドは2017年夏に発足し、日米のハードテック・スタートアップ45社(日本22社、米国23社)に投資しています。またスタートアップ企業を中心に、150以上の試作プロジェクトを支援しています。
(数値はいずれも2021年1月初旬時点)

配信元企業:株式会社Monozukuri Ventures

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