横断歩道を渡る少女に車が突っ込む

日本でも、特に交通量の多い道路や横断歩道では、児童の登下校を見守るために保護者やボランティアの方々が立っているのを見かけることがあるだろう。そんななか、こちらの警備員の行動に称賛の声が相次いでいる。

2月4日、米メリーランド州にある学校近くの横断歩道に立っていたのは、勤続14年目の女性警備員アネット・グッドイヤーさんだ。走行してきた車に手をあげて停車を求め、横断歩道を渡ろうとしたヴァイオレット・ワットちゃん(11)に「おはよう!今日もいい日になるといいわね!」と声をかけていたのだが、その車は停車することなく突っ込んできたのである。

瞬時の判断でヴァイオレットちゃんをかばって自分を犠牲にしたグッドイヤーさんだが、こんな状況においても頭を上げて真っ先にヴァイオレットちゃんの無事を確認したという。

少女を助けた女性警備員が讃えられる

その場に倒れこんでしまったグッドイヤーさんのもとには、車の運転手や周囲にいた人たちが駆けつけた。グッドイヤーさんはそのまま病院へと搬送されたものの、幸いにも怪我はなく大事には至らなかったようだ。

今月9日には、ノースイーストコミュニティとヴァイオレットちゃんによって、グッドイヤーさんのその勇気ある行動が称えられたという。本人は目立つのがあまり得意ではないというが、彼女の勇気ある行動でヴァイオレットちゃんが助けられたことは事実であり、家族は感謝してもしきれないだろう。

今回の事故を起こした車の運転手は、複数の交通違反により起訴されたというが、横断歩道を渡っていたにもかかわらずこのような事故に巻き込まれてはたまったものではない。車のハンドルを握るときにはより一層気を引き締め、細心の注意を払うことを心がけたいものだ。

参照元:TwitterCBSBaltimore

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