3世代約100年にわたる女性たちの人生を描く連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。2月18日放送の第77回では、ひなた(川栄李奈)と大部屋俳優・五十嵐(本郷奏多)が突然の寸劇を披露。息ピッタリなところを見せた。(以下、ネタバレがあります)

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ひなた、撮影スタジオで大粗相

「カムカムエヴリバディ」は上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がヒロインのバトンを繋いでいく異例スタイル。現在は、安子(上白石)の孫でるい(深津)と錠一郎(オダギリジョー)の娘・ひなたの人生を描く“ひなた編”第16週「1983」を放送している。

第77回、五十嵐に言われてテレビ時代劇の撮影スタジオに見学にやってきたひなた。その日はちょうど、美咲すみれ(安達祐実)が撮影中。ひなたは、すみれに「茶しゃくの抹茶をはらう時、コツンて音立てはらへん方がいいですよ」と意見したことで、すみれを怒らせてしまった。

榊原(平埜生成)に言われて謝ったが、すみれの機嫌は直らない。すると隅で見学していた五十嵐が飛んできて「撮影の邪魔なんだよ」とひなたに説教。

■「黍様!」「おゆみ!」

撮影を止め、大勢のスタッフの前でいつものように口げんかになった2人。だが、口げんかは妙な展開に…。2人はいつしか「黍之丞」シリーズの名エピソード「黍之丞危機一髪 おゆみ命がけ」の寸劇を始めていた。

「黍様、ゆみのために刀を捨ててくださったのですね。ゆみは、三国一の幸せ者でございます!」「おゆみ!」と手を取り合う2人。その後、2人はあっけに取られて見ていたスタッフにつまみ出されたが、懐かしの名エピソードの再現寸劇ですみれの機嫌は無事直ったのだった。

ひなたは、幼少期からの筋金入りの時代劇ファン。そして、五十嵐もまた、そんなひなたに引けを取らないほどの時代劇フリークであることがこの回で判明した。

第75回では初めてひなたに名を名乗り「五十の嵐と書いて“五十嵐”。嵐は嵐寛寿郎の嵐。つまり、アラカンの50倍だ!」と絶叫した五十嵐。この日、「アラカンの50倍」がSNSでトレンド入りするほど盛り上がり、続く第76回からクレジットが「無愛想な男」あらため「五十嵐文四郎」となった。

相性最悪と思われたひなたとは時代劇フリークという共通点を持つことが発覚した五十嵐に、視聴者からも「ひなた五十嵐が仲良くなっていく未来が見えた」「五十嵐…オタクや。ひなたもびっくりの黍様オタク」の声が続出。演じる本郷にも「わかりにくいキャラだけど本郷くんが演じてると許せる!」「五十嵐、当て書きなんじゃ…っていうくらい本郷奏多本領発揮だな」の声が上がっていた。

五十嵐文四郎(本郷奏多)/(C)NHK