最近は、無料レジ袋を出さないスーパーが増えています。会計時に有料のレジ袋を購入するか、自前の買い物バッグに入れるか、シールで貼って済ませるか。
個人的には、“自前バッグ派”が多い印象があるかな? 実際、私もそうだし。

そして先日、妙なバッグを見つけてしまいました。入れるものは限られ、しかも現物(購入した商品)を裸で持ってるかのように見られるかも。「それでもいい!」という方には、ぜひチャレンジしていただきたい逸品。オンラインショップの「fu-bi(フウビ)」が発売している『Baguette Bag(バケット バッグ)』(税込み4,780円)を、見てください。何に見えます? フランスパンですよね。逆に、バッグには見えない。
「もともとは、フランスパンを入れるためにウクライナで作られたバッグなんです」(「fu-bi」代表・鈴木さん)
フランスじゃないのか!

そんな特製バッグが日本で発売されたのは、4月15日から。……いや、フランスパンを丸々一本買うこともあるでしょう。しかし、まれだ。日本では、どのような用途で使うと良いだろうか?
「ネギ、セロリ、ニラなどの長い野菜や、カメラの三脚などがいいと思います」(鈴木さん)
あと、ペットボトル(500mlまで)もいいだろう。中にポケットはなく、区分けされていないので、“長いもの”1本をドカンと入れていただきたいです。もちろん、フランスパンを入れるのもオススメ。いや、パン屋に背負って行き、万引きに間違われないか不安ではあるけども……。

では、肝心のサイズについて。長さ約50cm、直径約6.5cm(円周約20cm)までの物までなら収納可能なようです。続いて、素材について。使用されているのは、柔らかい100%コットン。……柔らかいの!?
「見た感じは、固そうなんですけど(笑)。何も入れなければ柔らかく、折りたたむこともできます。でも中にフランスパンを入れれば、固さもフランスパンになりますよ」(鈴木さん)
当然のことを仰っているが、妙に納得してしまいました。フランスパンを入れれば、固さもフランスパンになる!

そんな『Baguette Bag』は、同サイトにて購入できます。価格は、4,780円(税込み)。
「SNSでは『おもしろい!』、『なんだコレ(笑)』といった声をよく見るんですが、あまり購入までには至らないケースが多いですね……」(鈴木さん)
確かに、遊び心だけで購入しやすい額じゃないかも。逆に言えば、「モノはしっかりしている」という自信の表れでもあるわけだが。

好事家の方はぜひこのバッグを背負い、パン屋さんに繰り出していただきたいですね。そこでフランスパンなんか買って、フランスパン(バッグ)の中にフランスパン(パン)を入れてもらえたら、至極お洒落。
(寺西ジャジューカ)

ファッショナブルだけども。