病気の父親からの性的虐待に苦しんだ女性が、逮捕までのショッキングな経緯を公表。イギリスのメディア『The Sun』が紹介した。
■父との複雑な関係
イギリスで暮らすローレンさん(22)は、複雑な家庭で育った。実父は母親の妊娠中に一度は家族を捨てたが、HIV陽性の診断を受けたことから再び家庭に舞い戻ったのだ。
ローレンさんは父親がいる暮らしの再開を喜んだが、14歳になる頃には悪夢のような日々が始まった。父親がローレンさんを娘ではなく、性行為の対象として見始めたからだ。
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■始まった性的虐待
ある晩のこと、眠っていたローレンさんは父親に体をまさぐられ目を覚ました。恐怖で動けず寝ているふりをすると、父親は行為を続けたという。何度か同じことが繰り返した頃、父親は「娘に気づかれた」と悟り反省したそうだ。しかし虐待は続き、エスカレートしていった。
父親は虐待にのめり込み、いつしか酒や違法薬物でローレンさんを支配するように。それでもローレンさんが誰にも相談しなかったのは、父親がいない生活に戻ることを恐れていたためだった。
■真相を知った母親が通報
しばらくすると虐待は終わったものの、母親がローレンさんが引きこもりがちになったことに気づいた。
そこで母親はローレンさんのスマートフォンを盗み見し、父親からの謝罪メッセージを発見。ローレンさんの苦境を知り父親を責めたところ、あっさり虐待を認め、その後に逮捕されたという。
■心が癒えることはなく…
父親がHIV陽性であることから、ローレンさんも検査を受けることになった。結果は陰性だったというが心には大きな傷が残り、しばらくは自殺願望にも苦しんだという。
今では子供も2人おり、前向きに生きているというローレンさん。しかし虐待により病んだ心が癒えることはないといい、父親への思いについては「怒りよりも『なぜ?』という気持ちでいっぱいです」と語っている。
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