ネット上ではグランピー・キャットと呼ばれる、不機嫌そうな表情をした猫たちが次々と注目されているが、不機嫌顔は猫だけの専売特許ではなかった。
イギリスに住む女性が飼っているブリュッセル・グリフォン種の犬は、不機嫌そうな顔をしているのはもちろん、まるで映画『グレムリン』に登場するギズモのようだと、多くのユーザーらを楽しませている。
イギリスのシェフィールドに住むステファニー・ドハーティさんは、4匹の犬を飼っているが、そのうちの1匹、ブリュッセル・グリフォン種のプロシュカが、グランピー・ドッグ(不機嫌顔の犬)として話題沸騰中だ。
ブリュッセル・グリフォン種は、ベルギー原産で、祖先は都市部でネズミなどの害獣を駆除していた小型犬だ。
潰れた鼻や豊かな顎ひげと口ひげ、華奢な体格は、ブリュッセル・グリフォンの特徴の1つだが、ステファニーさんの飼っているプロシュカは、より個性的な容貌をしている。
グレムリンのギズモそっくりと話題に
いつも怒っているかのように不機嫌極まりない表情を見せるプロシュカを見たユーザーらの多くは、アメリカのSFホラーコメディ『グレムリン』に登場する人気キャラクター、ギズモを思い出すようだ。
ギズモは、飼い主ビリーの父によって名付けられたが、正式な生物名称は「モグワイ」と言い、飼育ミスがあると普段のかわいい姿から凶暴なグレムリンに変貌する。
「もしかして、プロシュカは真夜中に食べ物を食べちゃったからこんなふうになったの?」と質問してくるユーザーもいるとステファニーさんは笑う。
2020年の夏に見た映画に出てきたブリュッセル・グリフォンを見て、自分も飼いたいなと思ったのがきっかけです。
特に、今の私たちには笑顔になれるものが必要だと思うんです。プロシュカは人々に笑顔を与えているようなので、それはとても嬉しいことです。不機嫌そうに見えますが、最高にハッピーな犬ですよ。
不機嫌そうな表情は仕様であり、こんな表情をしていてもプロシュカはいつだってごきげんなハッピードッグなのだ。
ステファニーさんは、ユーザーからのオンラインリクエストにあわせたプロシュカの動画を頻繁に更新している。
インスタグラムアカウント『griffy.girl』には1.6万人のフォロワーがおり、プロシュカはなかなかの人気のようだが、同時にTikTokアカウントでもそのキュートな姿が閲覧できる。
written by Scarlet / edited by parumo
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