“Jホラー”ブームを牽引し、先日シリーズの新機軸となる『貞子DX』(2022年秋公開)の製作も発表された「リング」シリーズが、世界的人気を誇るホラーサバイバルゲームDead by Daylight」とコラボレーションすることが決定。同ゲームの新チャプターとして、鈴木光司による原作小説と映画版第1作『リング』(98)から着想を得た「貞子ライジング」が3月9日(水)に発売される。

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2016年に発売され、昨年末には総プレイヤー数4800万人を突破した「Dead by Daylight」はゲームの舞台である殺戮場にて、“キラー”と呼ばれる殺人鬼1人とキラーからの逃亡を試みる“サバイバー”4人に分かれてプレイする非対称型オンライン対戦ゲーム。これまで「ハロウィン」や「エルム街の悪夢」「ソウ」など、世界的に有名なホラー映画シリーズと次々コラボレーションを果たしてきた。

発売が決定した「貞子ライジング」では、新キラーである貞子が“The Onryo(怨霊)”として登場。キラーにおなじみの暴力的なホラー要素を押しだしたスラッシャースタイルではなく原作の貞子を忠実に再現。予測不能で不気味な能力を兼ね備えているとのことで、本チャプターのクリエイティブディレクションを手掛けたデイブ・リチャードは「“The Onryo(怨霊)”は手ごわいですよ」とコメントしている。

また、原作小説や映画第1作で貞子の怒りに触れた者のなかで唯一の生存者である少年“浅川陽一”が、大人になった姿で新サバイバーとして登場。現在海洋生物学者として活躍する陽一の、その後の人生が語られるのはこれが初めての機会。「リング」ファン必見の新たなストーリーと、ゲームの世界で表現される貞子。どちらも注目だ!

<コメント>

デイブ・リチャード(Behaviour Interactive Inc. クリエイティブディレクター)

「このたび、KADOKAWA様から浅川陽一のその後の物語について創造する機会をいただき、言い表せないほどに栄誉なことと感じています。長い間待ち望まれつつも語られることのなかった物語を、今回『Dead by Daylight』のゲームを通して紐解くことは大胆な選択肢であり、ポップカルチャーにおいて私たちが媒体として果たしている重要性が考慮されたものと思っています。サバイバーの皆さん、気を付けて!“The Onryo(怨霊)”は手ごわいですよ」

●今安玲子(株式会社KADOKAWA プロデューサー)

「今回、日本発のホラーとして、霧の森へ参戦できることを大変光栄に思っています。長い黒髪に白いワンピースを身に着けた貞子は、悲劇の女性であり、美しく品格を感じさせながらもあなたを静かな恐怖に引き摺り込みます。彼女の特性を活かした表現を『Dead by Daylight』チームは追求してくれました。間違いなくこれまでに無いチャプターになっています。キラー貞子に加え、『リング』を感じさせるアイテムもたくさんご用意しています。『Dead by Daylight』の世界観にどのようにフィットしていくのかを期待し、目のあたりにして震えてください」

文/久保田 和馬

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