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自身の初監督映画の新年会で上機嫌なオダギリ

「撮影現場でオダギリさんは子役たちに『どんな遊びがはやっているの?』と優しく話しかけて緊張をほぐしてあげていたそうです。実生活でも2児の父のオダギリさんらしい自然な振舞いでしたね」(NHK関係者)

連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』(NHK)で2代目ヒロイン・るい(深津絵里・49)の夫であり、3代目ヒロイン・ひなた川栄李奈・27)の父の錠一郎を演じているオダギリジョー(46)。

「これまで個性的な映像作品に重きを置いてきたオダギリさんは、オファーを受けた際に『王道の朝ドラは自分らしくないのでは』と悩んだそうです」(映像制作関係者)

しかし脚本家・藤本有紀氏の熱意がオダギリを動かした。彼は1月11日配信の「映画ナタリー」でこう語っている。

《脚本家の藤本さんが自分をイメージして書いてくれた役だと聞くと、役者冥利に尽きる光栄なことだとうれしかったし、求めてくれた以上のものをお返ししたいという気持ちに傾いていきました》

1カ月の熟慮の末、オファーを受けたオダギリを、藤本氏は最大限の敬意をもって迎えたという。

「祖母・母・娘の3世代を描くストーリーが核なのですが、脚本の藤本さんはあえて、錠一郎をオダギリさんと同じ2人の子を持つ父親にしたそうです。幼いときに両親が離婚しており、父親の顔を知らないというオダギリさんは、必死に理想の父親を模索していたといいます。

一人っ子で寂しかったという自らの経験から、一緒に遊ぶことができるようにと、『子供にはきょうだいを!』と強く考えていたそうです。いまでは3人でサッカーをすることが人生の楽しみだとも聞いています。こうしたオダギリさんの家族観を反映して、藤本さんは家族設定を“変更”したようです」(前出・NHK関係者)

’08年に結婚した香椎由宇(35)との結婚生活は14年に及ぶ。

「オダギリさんはふだんあまり香椎さんの話を語りません。ですが以前『20代を家庭最優先で家族に捧げて尽くしてくれた妻にとても感謝している』と言っていました」(舞台関係者)

’15年に次男を亡くして以降、女優活動を休止していた香椎だが、昨年9月、オダギリが演出・脚本を務めたドラマに出演した。

「香椎さんは今年4月クールの連ドラに出演し、本格的に女優復帰すると報じられています。’16年に誕生した三男も5歳になり、子育てが一段落ついたところで香椎さんは女優業を再開しようと考えたようです。

最近はオダギリさんが夕食に筑前煮などの和食を作るなど、妻の仕事復帰をサポートしていると聞いています」(前出・舞台関係者)

家族への深愛が、錠一郎の魅力も深めていたーー。