2022年4月3日(日)〜4月10日(日)東京芸術劇場シアターイーストにて、劇団あはひレパートリー2作品『流れる』『Letters』を上演する。

劇団あはひは、2018年に旗揚げ、落語や能といった古典芸能をベースに、海外文学から現代のポップカルチャーまで幅広くサンプリングし、現代の会話劇としてリミックスする手法が特徴の劇団。このたび、東京芸術劇場が若手劇団に上演の機会を提供する「芸劇eyes」に選出された。

『流れる』

『流れる』

『流れる』は、能『隅田川』を題材に、『おくのほそ道』や『鉄腕アトム』などを大胆に融合させ、2019年の初演では、CoRich舞台芸術まつり!にて学生劇団(当時)として初のグランプリを受賞した初期の代表作。2021年2月に同劇場にてグランプリ受賞記念公演を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった。

『Letters』

『Letters』

『Letters』は、2021年KAAT神奈川芸術劇場にて上演され、エドガー・アラン・ポーが残した世界最古の推理小説のひとつである『盗まれた手紙』を下敷きに、ポーからパウル・ツェランに至る西洋詩の系譜と、2000年代日本のオタクカルチャーが形成した「セカイ系」を融合させた最新作だ。

2作品ともに作・演出は大塚健太郎が手掛け、初演キャストに加え、オーディションによって選ばれたャストともに再創作いたします2作品に期待が高まる。

『流れる』『Letters』