イェーことカニエウエストがこれまで巻き起こしてきたビーフの数々をまとめたツイートに本人が反応し、何人もの名前やものを追加して自身のインスタグラムでシェアした。

 2022年2月19日に彼は、離婚調停中の妻キム・カーダシアンや彼女が現在交際しているコメディアンのピート・デヴィッドソン、テイラー・スウィフトビリーアイリッシュキッド・カディ、ドレイクビヨンセなどの名前が含まれているリストを紹介し、「勘弁してくれよ、お前ら……このリストは(実際には)倍くらいあるぞ」と皮肉った。

 彼はさらに、「ここにはApple、Spotify、ヴィヴェンディ、ユニバーサル(・ミュージックCEO)ルシアングランジ、TikTok、黒人歴史月間、オバマ、SNL(『サタデー・ナイト・ライブ』)のキャスト全員、ヒラリー・クリントン、悪魔本人、コーリー・ギャンブル、(ジェフ・)ベゾス、シャーラメイン(・ザ・ゴッド)、ディズニーリベラル、そしてもちろんSkete(貧乏でモラルのない白人などを意味するスラング)やありとあらゆるダセェもの全般を入れないと。誰かシカゴ出身のやつ、俺らがガキだった頃のSketeの意味をみんなに教えてやってくれないか。みんな使ってくれ!」と綴り、「ワオ、裕福なのって楽しいな!」と投稿を締め括っている。

 つい先週に彼は、“キムに対する嫌がらせのように見えた”ことについて“説明責任”を果たしていると投稿したばかりだ。これらの投稿はその後全て削除されているが、カニエはそれまでキムと公に対立したり、仲直りを懇願したり、ピート・デビッドソンを侮辱したりするような投稿をSNSで繰り返していた。

 15日に彼は、「全て大文字で書くと、相手に大声を出しているように感じられると学んだ。俺はコミュニケーションに取り組んでいる。クリエイティブな専門家、組織者、動員者、コミュニティー・リーダーのチームから学ぶことができる」と綴り、「支えてくれたみんなに感謝している。スクリーンショットを公開したことが不快感を与え、キムに嫌がらせをしているように受け取られたことは分かっている。俺は説明責任を果たす。まだリアルタイムで学んでいるんだ。全ての答えを持っているわけじゃない。良いリーダーとは、良い聞き手であることだ」と述べていた。

 カニエは先週、ニュー・アルバム『Donda 2』を、自身のStem Playerで独占的にストリーミングすると発表した。フューチャーがプロデュースしたこのアルバムは、カニエの亡き母の名を冠した2021年の『Donda』に続くもので、2月22日のリリースを予定している。

カニエ・ウエスト、SNSでシェアされていた自身の“ビーフ・リスト”に自ら追加し投稿