映画『青い珊瑚礁』(1980年)などに出演し、“絶世の美女”として一世を風靡した女優ブルックシールズ(56)が、デニムブランドのキャンペーンモデルを務めた。約40年ぶりにジーンズのモデルを務めたブルックは「写真加工と闘うことが大切だった」と語り、自然体で以前と変わらぬ美しい体型を披露している。

ブルック・シールズは15歳だった1980年、米ブランド「カルバン・クライン」のジーンズのキャンペーンモデルを務めて大きな話題を呼んだ。TVコマーシャルでは、タイトジーンズをはいたブルックが「私とカルバンの間に何があるか知ってる? 何もないわよ」と媚びたセリフを口にしたことが物議となり、いくつかのテレビで放送禁止となったのである。

あれから40年以上が経ち、ブルックが再びジーンズのキャンペーンモデルを務めた。彼女が抜擢されたのは、プレミアムデニムの米ブランド「Jordache(ジョーダッシュ)」の2022年春キャンペーン“You’ve Got The Look”だ。

同ブランドが公開したのは、ダークウォッシュのストレートジーンズをはいたブルックが、上半身裸で後ろ向きに立っている姿だ。両腕で胸を隠して、わずかに後ろを振り向きながらポーズを取っている。

この他にも、ブルックがブランドのロゴ入りTシャツにハイウエストジーンズをはき、床の上に寝転びながらポーズを取っている写真なども公開されている。

撮影は「ラルフ・ローレン」「リーバイス」などのファッションブランドのキャンペーン写真などで知られるフォトグラファー、キャス・バード(Cass Bird)が担当した。

およそ40年ぶりにジーンズのキャンペーンモデルを務めたことについて、ブルックは米メディア『People』のインタビューでこのように語っている。

「今はこれまで以上に感謝しているのよ。私の年齢で選んでもらえるなんて、とても光栄なこと。その大きさを実感しているの。年齢とともに得られる知識もあるし、これは仕事というより特権のように感じるのよ。」

ブルックは写真加工に対する自分のスタンスがあり、写真が本物であることが大切だとブランドのチームに伝えたそうだ。

「これが私の56歳のボディだと分かってもらい、写真加工と闘うことが大切だったの。私はいつも、正直であるべきだと言っている。だからそのようにしたのよ。」

現在も変わらないブルックの美しいジーンズ姿を見た人々は、SNSで「美しい56歳!」「なんて素晴らしいモデルなの」「以前と全く変わらず、綺麗だね」と絶賛している。

ジョーダッシュ」の社長リズ・バーリンジャー氏(Liz Berlinger)はブルックを採用したことについて、声明でこのように述べている。

「彼女はジョーダッシュと同様に、ファッションアイコンです。私達は、彼女が少女から素晴らしい女性、母親、起業家へと成長する姿を見てきました。どのような状況でも彼女は本物であり続け、世界中の女性達にインスピレーションを与えています。」

画像は『JORDACHE 2022年2月10日付Instagram「@BrookeShields fierce in Jordache Denim」、2022年2月9日付Instagram「@BrookeShields defines her power in Jordache denim #YouveGotTheLook」「Introducing @BrookeShields for Jordache #YouveGotTheLook」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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