ローマジョゼ・モウリーニョ監督は、2試合(スペツィア戦、アタランタ戦)のベンチ入り禁止の処分が下された。22日にイギリスメディア『BBC』が報じている。

 モウリーニョ監督は19日に行われたヴェローナ戦の終了間際に退席処分を命じられており、2試合のベンチ入り禁止処分が確定。さらに2万ユーロ(約261万円)の罰金も科されているという。

 イタリアサッカー連盟は、モウリーニョ監督が主審に対して“深刻な主張をし”、“脅すような態度で”ピッチに入ったと主張。また、スペイン紙『マルカ』など各紙の報道によれば、モウリーニョ監督はボールを蹴り飛ばし、受話器を耳に充てるジェスチャーをしながら「彼らはわざとお前を送ったんだ、ユーベ(ユヴェントス)がお前を送ったんだ」と怒鳴っていたようだ。

 なお電話のジェスチャーなどの言動は、ヴェローナ戦の主審ルカ・パイレット氏の父ピエルルイジ・パイレット氏が2006年の八百長疑惑の際にUEFA審判委員会でイタリア委員長だったことを揶揄していたものと見られているようだ。

ヴェローナ戦で退席処分となったモウリーニョ監督 [写真]=Getty Images